エ軍新監督は人気!? 理由は「球界で最も魅力的な大谷翔平、最高のトラウト」

エンゼルス・大谷翔平とマイク・トラウト(右)【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平とマイク・トラウト(右)【写真:Getty Images】

監督退任の球団で「どのチームに最も興味がある?」、米サイトのアンケートで

 今季、メジャー移籍1年目で一大旋風を巻き起こしたエンゼルスの大谷翔平投手。右肘内側側副靱帯損傷によって投手としては10試合の登板にとどまったものの、打者としてキャリア最多タイとなる22本塁打を放つなど活躍し、新人王の有力候補としても名前が挙がっている。

 マイク・ソーシア監督の下で、メジャーでもベーブ・ルース以来、前例のない二刀流にチャレンジした大谷。1年目から投打で力を発揮したものの、恩師でもあるソーシア監督は今季限りで退任することになった。来季は、まだ決まっていない新たな指揮官の下でプレーすることになる。靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたため、来季は打者専念、投手としての復帰は2020年となる見込みだが、今後の起用法は、この新たな監督の考えも影響するだろう。

 複数の監督候補の名前も上がっている中で、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では「どのチームの監督に最も興味があるか?」というテーマで読者へのアンケートを実施。エンゼルスも、オリオールズ、ブルージェイズ、レッズ、レンジャーズ、ツインズと既に監督の退任、辞任が決定している5球団とともに候補に挙がっている。

 エンゼルスは現状のチーム状況をこう評価されている。「球界最高の選手マイク・トラウト、もしくは球界で最も魅力的な選手ショウヘイ・オオタニを率いる機会を楽しまない監督なんているだろうか? この2人に加え、ジャスティン・アップトン、アンドレルトン・シモンズ、アンドリュー・ヒーニー、タイラー・スカッグス、若いリリーフ陣がいて、エンゼルスのロースターは好ましい点が多い」とし、トラウト、大谷、アップトン、シモンズといったタレントのいるエンゼルスは、監督候補にとって魅力的なチームだとしている。

 その一方で、大きな故障を抱えた選手が多数いる点も指摘。「投手陣の怪我という大打撃をまだ完全に乗り越えようとしているところである(オオタニがトミー・ジョン手術により2019年に投げられないことも含む)」とした上で、トラウトの今後の契約状況にも言及。「新しいエンゼルスの監督は、特にマイク・トラウトがあと2シーズンの契約であることから、早急に事態を好転させることを求められるだろう」としている。

 4年連続でプレーオフ進出を逃し、16年間ワールドシリーズ制覇から遠ざかっているエンゼルス。「トレード・ルーマーズ」では「後任は重責を担う。ワールドシリーズタイトルがなく、ソーシアのような球団への影響力がない監督に、オーナーのアート・モレノがどれほど好きにやらせるだろうかと疑問に思うのは当たり前である」と指摘している。ソーシア監督の後任は一体誰か。そして、新指揮官の下で大谷翔平とエンゼルスはワールドシリーズ制覇を成し遂げることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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