前田健太、ヒヤリ大飛球も「絶対に抑えないと」 気迫の無失点で地区S突破貢献

8回に5番手で登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
8回に5番手で登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

大ファウル打たれるも1回2安打無失点「結果的に0点で抑えられたのはよかった」

■ドジャース 6-2 ブレーブス(日本時間9日・アトランタ)

 ドジャースの前田健太投手が8日(日本時間9日)、敵地での地区シリーズ第4戦ブレーブス戦で4点リードの8回に登板し、1回を2安打無失点に抑えた。ピンチを迎えたものの、ヒヤリとする大飛球はファウルに。6-2での勝利に貢献した。ドジャースは3勝1敗で3年連続の地区シリーズ突破、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。前田は試合後に「反省を次に生かしたい」と話した。

 今季プレーオフ初登板となった前田。4点リードの8回に5番手としてマウンドに上がると、カマーゴはチェンジアップで空振り三振。フラワーズもチェンジアップで三ゴロとした。しかし、2死からインシアルテ、カルバーソンに連打を浴びて2死一、三塁のピンチ。ここで代打デューダに右翼線への大飛球を打たれたが、ボールはポールのわずかに右へと切れてファウル。ヒヤリとする場面だったが、最後は直球で中飛に打ち取り、雄叫びを2度上げた。

 試合後は歓喜のシャンパンファイト。NHKのインタビューが始まると、ケンプ、カーショーら同僚が次々と前田にシャンパンやビールをかけにきて、中断する“ハプニング”も。「すごい嬉しいです」と語った前田。チーム内で愛されていることがうかがえる場面だった。

 登板については「最後ピンチ作ってしまったので、凄い反省点はありますし、結果的に0点で抑えられたのはよかったですけど、反省点を次に生かしたいなと思います」として、「4点差あったので少し余裕はありましたけど、あそこでホームラン打たれたら1点差だったので あそこは抑えにきましたし、絶対に抑えないとけないと思って投げました」と振り返った。

 世界一まで、あと8勝。昨年と同様、本職の先発ではなくセットアッパーとして輝きを放つ前田は「最後まで勝っていけるように、とにかくチームに貢献できるように頑張りたいと思います」と誓っていた。

(Full-Count編集部)

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