Rソックス、宿敵ヤンキースを撃破 5年ぶりリーグ優勝決定シリーズ進出!

地区S第4戦の本塁打で勝利に貢献したRソックスのクリスチャン・バスケス【写真:Getty Images】
地区S第4戦の本塁打で勝利に貢献したRソックスのクリスチャン・バスケス【写真:Getty Images】

3勝1敗で地区シリーズ突破、元広島ブレイシアも3者凡退の快投で貢献

■レッドソックス 4-3 ヤンキース(日本時間10日・ニューヨーク)

 レッドソックスは9日(日本時間10日)、敵地での地区シリーズ第4戦ヤンキース戦に4-3で勝利し、世界一に輝いた2013年以来5年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発のポーセロが5回4安打1失点と好投。元広島のブレイシアら救援陣も好投し、強力ヤンキース打線を相手に逃げ切りに成功した。第2戦で勝利投手となったヤンキースの田中将大投手はブルペンで待機したが、出番はなかった。

 第3戦で16-1と圧勝し、王手をかけたレッドソックス。3回にヤンキース先発のベテラン左腕サバシアから主砲マルティネスの犠飛で先制。シーズン途中にエンゼルスから獲得したキンズラー、元ヤンキースのヌネスのタイムリーで2点を加え、この回3点を奪った。さらに、4回にはバスケスが2番手ブリットンからソロ本塁打。4点差とした。

 先発のポーセロは4回までヤンキース打線を2安打に抑える好投。5回には2安打を浴びて1死一、三塁のピンチを招き、ガードナーの犠飛で1点を失ったものの、後続を断って最少失点で切り抜けた。

 6回からは継投に入り、2番手バーンズは3者凡退の快投。7回には、昨季広島でプレーしたブレイシアがマウンドに上がり、力強い直球を武器にボイトを右飛、ウォーカーを空振り三振、サンチェスを二飛と快投。3者凡退に抑えた。8回は第1戦で先発したエース左腕のセールを投入し、完璧な救援で無失点。最後は守護神キンブレルが大ピンチを招いて1点差に迫られるも、何とか逃げ切った。

 今年で地区3連覇を達成しながら、2016、2017年は地区シリーズ敗退に終わり、昨季終了後にはファレル前監督を解任したレッドソックス。新米指揮官のコーラ監督の元で今季はメジャー最多の108勝を挙げる強さを見せ、ポストシーズンでは2004年以来の対戦となった宿敵ヤンキースを地区シリーズで撃破した。

 前回、リーグ優勝決定シリーズに進出した2013年は上原浩治投手、田澤純一投手の活躍もあって世界一に輝いた。リーグ優勝決定シリーズでは、昨季世界一のアストロズと激突する。ワールドシリーズ進出をかけ、ハイレベルな戦いとなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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