巨人菅野CS史上初のノーヒットノーラン達成 連勝でファイナルS進出
7回2死まで完全投球、山田哲に四球与え途絶えるも準完全試合
■巨人 4-0 ヤクルト(14日・神宮)
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに王手かけた巨人。敵地ヤクルト戦のマウンドにエース・菅野が先発し9回無安打無失点の快投でCS史上初となるノーヒットノーランを達成した。チームは4-0で勝利しCSファイナルステージ進出を決めた。
エースが大一番で圧巻の投球を見せた。初回、先頭の坂口を133キロのスライダーで右飛、続く川端は134キロのフォークで二ゴロ、山田哲は129キロのカーブで空振り三振に仕留めた。
先制したのは巨人。2回2死走者なしから長野がバックスクリーン左に飛び込む1号ソロ。前夜に続き巨人が先制点を奪った。2回は先頭のバレンティンを144キロのシュートで遊ゴロ、雄平を129キロのスライダーで左飛、西浦を中飛に抑えると、3回も3者凡退と序盤を圧巻の完全投球でヤクルト打線を封じた。
リードを広げたい打線は4回。先頭のマギーが左翼席へ1号ソロを放ち追加点を奪った。さらに2死一塁から亀井が右翼席へ2ランを放ちこの回3点を追加した。
菅野の快投は続く、4回も坂口を投ゴロ、川端を一ゴロ、そして山田哲には147キロの直球で2打席連続空振り三振を奪った。5回は先頭のバレンティンを一飛、雄平を二ゴロ、西浦を中飛に仕留めると6回も簡単に3人で仕留める。
球場もざわつき出した7回。先頭の坂口を一邪飛、川端を中飛に抑えたが山田哲をフルカウントから四球を与え完全投球が途切れた。それでも続くバレンティンを空振り三振に仕留めノーヒットノーランを継続。8回も雄平を左飛、西浦を左飛、代打・大引を見逃し三振に仕留めた。
そして9回。マウンドに上がった菅野。先頭の荒木を左飛、西田を右飛、そして坂口を中飛に仕留めCS史上初となるノーヒットノーランを達成した。