ヤクルトCS初のノーヒットノーランで終戦 小川監督「勝負に負けたということ」

CSファーストステージでの敗退が決まったヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】
CSファーストステージでの敗退が決まったヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】

昨年最下位から今季は2位に躍進

■巨人 4-0 ヤクルト(14日・神宮)

 ヤクルトは14日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでの敗退が決まった。王手をかけられ迎えたこの日、巨人菅野にCS史上初のノーヒットノーランでファイナルS進出を阻まれた。

 リーグ2位のヤクルトはまさかの2連敗でポストシーズンを終えた。菅野相手に手も足も出なかった小川監督は「コメントすることはない。勝負ですから。勝負に負けたということ」と淡々と口にした。

 7回2死から山田哲の四球がなければ、あわやの完全試合。坂口を開幕当時と同じ一塁で起用し1番に置き、2番・川端、山田哲、バレンティンの3、4番で菅野攻略を目論んだが、完全な力負けだった。

 それでも今シーズンは昨年、最下位から貯金「9」を積み上げ2位まで順位を上げた。今季を振り返った指揮官は「選手の頑張り。優勝争いをしたわけではないが、さらに個々のレベルアップをして、来年に向けて、新しい変化をしていかないとならない。この惜しさを次につなげていきたい」と語った。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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