“短期決戦の鬼”ホークス内川が1軍合流へ 工藤監督「もちろん期待している」

ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】

クライマックスシリーズMVP3回、昨季の日本Sでは起死回生の同点弾

「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ進出を決めたソフトバンクは16日、本拠地ヤフオクドームで先発投手陣らが練習を行った。練習を見守った工藤公康監督は、疲労性の体調不良などでファーム調整が続いていた内川聖一内野手が、この日から1軍に合流することを明らかにした。

 チームを離れていたキャプテンがいよいよ復帰する。8月半ばに登録を抹消された内川は、一度はウエスタン・リーグで実戦復帰を果たしたものの、その後右肩の違和感を訴えて再びリハビリ組へ。その故障も癒え、宮崎で行われているフェニックスリーグで実戦復帰を果たしていた。

 この日、工藤監督は「もちろん期待している。ベンチにいる人間で期待していない選手はいない。みんなで話して結論付けた。バッティングの状態、身体の状態含めてゴーが出たので」と話した。

 昨季の楽天とのCSファイナルステージでは4試合連続本塁打を放つなど、クライマックスシリーズではMVPを3度受賞する活躍。昨季の日本シリーズ第6戦では、1点ビハインドの9回にDeNA守護神・山崎康晃から起死回生の同点弾を放ち、日本一を呼んだ“短期決戦の鬼”だ。シーズンで苦しんだ主将が、西武退治のキーマンとなるか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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