1勝2敗のドジャース監督、第4戦の勝利を誓う「余計なプレッシャーはない」

ドジャースのロバーツ監督【写真:Getty Images】
ドジャースのロバーツ監督【写真:Getty Images】

ヘルナンデスのファンへの発言が波紋も…「彼は勝利することが大事だと思っている」

 ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第4戦は16日(日本時間17日)にドジャースタジアムで行われている。第3戦は4-0でブルワーズが快勝し、2勝1敗とドジャースをリード。デーブ・ロバーツ監督は試合前の記者会見で、昨年までとのプレッシャーの違いは「何もない」と強調した。

 3年連続のリーグ優勝決定シリーズ。昨年に続くワールドシリーズ進出、そして30年ぶりの世界一を目指すドジャースはブルワーズに1歩リードを許したが、ロバーツ監督は「ここ3年間チームにかかるプレッシャーを見てきたが、今年ポストシーズンで今までと違う点は見当たらない。各試合、そしてシリーズに勝利することに集中している。余計なプレッシャーはかかっていないと思う。以前にもこのような状況には立たされているし、とにかく一つずつ試合に勝ち続けなければならない。何も(プレッシャーの)違いはない」と自信をのぞかせた。

 本拠地に舞台を移した第3戦は完敗。試合後には、ヘルナンデスの「ファンにもエネルギーがなかった。スタジアムにもエネルギーがなかった」という発言が波紋を呼んだ。これについても聞かれたロバーツ監督は「手短に話をしただけ。彼は勝利することと、自身が貢献することが大事だと思っている。そして、彼のファンとの触れ合い方は無類のものだ。だから、選手もコーチも、そしてファンも共に闘っていくものだと彼が感じていることを、私は知っている」と理解を示した。

 第5戦はカーショーが先発予定。今季終了後に契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っているエース左腕がドジャースの選手として先発するのは最後になる可能性もある。ただ、ロバーツ監督は「今日の試合と、明日クレイトン(カーショー)が登板することだけを考えている。だから、先のことを考えすぎたりはしない」と話すにとどめた。2勝2敗のタイに戻して、エースにつなぎたいところだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY