乱闘寸前の騒ぎ呼んだマチャド、相手の「卑劣」批判にも「僕は野球をしている」

交錯プレーを巡って口論したドジャース・マチャド(右)とブルワーズ・アギラール【写真:Getty Images】
交錯プレーを巡って口論したドジャース・マチャド(右)とブルワーズ・アギラール【写真:Getty Images】

試合後の会見で地元メディアの質問に…「好きなように呼べばいいさ」

■ドジャース 2-1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でのリーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズに2-1で勝利。延長13回にコーディー・ベリンジャーが劇的なサヨナラ打を放ち、2勝2敗のタイとした。最後の場面では二塁から生還したマニー・マチャドの走塁も光ったが、シーズン途中に加入した強打者はこの試合で波紋を呼ぶプレーも。延長10回に遊ゴロに倒れた際、一塁手のヘスス・アギラールの脚を蹴るような行為を見せて、乱闘寸前の騒ぎとなった。試合後、本人は「僕は野球をしている」と話している。

 延長10回。1死走者なしで打席に立ったマチャドは、遊ゴロに倒れた。しかし、一塁を駆け抜ける際にアギラールの右脚に接触。故意に蹴っているようにも見え、アギラールは怒りをあらわに。両者は言い合いとなり、両軍のベンチから選手が飛び出す事態となった。その後、審判団が集まって協議したが、処分はなし。そのまま試合は続行された。

 ベリンジャーの一打でサヨナラのホームを踏んだマチャドは試合後に記者会見に臨んだが、当然、このプレーについての質問も飛んだ。トラビス・ショウが「卑劣なプレー」、クリスチャン・イエリッチが「卑劣な選手が卑劣なプレーをした」と語っていると伝えられると、「僕は野球をしている。出場してチームの為に勝利をもたらすように努めている。(彼らが言っていることに対しては)僕にはどうすることもできない」と話した。さらに、なぜアギラールの脚に接触してしまったのかと突っ込まれ「なぜかって? 多分、リプレーを見たと思うけど、彼を追い越そうとしたら彼の足に当たったんだ。はっきりとは分からないけど、それが卑劣なら、そうなんじゃないかな。好きなように呼べばいいさ」と答えている。

 その後、延長13回に1死からヒットで出塁したマチャドは、ベリンジャーのサヨナラ打で生還。大仕事となった。チームメートにもみくちゃにされたときの心境を「恐らく忘れることができない気持ちだね」と表現。完全にドジャースの一員となり、ワールドシリーズ進出へ奮闘を続けているが、波紋を呼ぶ“蹴り”は余計なプレーとなってしまった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY