鷹、“お得意”雄星粉砕で大勝! 先発全員16安打10得点で1勝1敗のタイに

逆転の一打を放ったソフトバンク・川島【写真:福谷佑介】
逆転の一打を放ったソフトバンク・川島【写真:福谷佑介】

西武は菊池が5回9安打6失点KO、投手陣が炎上

■ソフトバンク 10-4 西武(17日・メットライフ)

 ソフトバンクが初戦に大勝し、1勝1敗のタイとした。西武とソフトバンクが戦う「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージは17日、西武の本拠地メットライフドームで第1戦が行われ、ソフトバンク打線が5回までに9安打6得点を奪って西武先発の菊池を粉砕。先発全員安打の16安打で10点を奪って大事な初戦をモノにし、西武のアドバンテージを含み1勝1敗とした。

 初回、柳田の適時打で1点を先制したソフトバンク。3回に逆転を許して1点ビハインドとなったが、4回に打線が爆発した。先頭のデスパイネが中前安打で出塁。中村晃は三ゴロ、松田は三振に倒れたが、この日スタメンに抜擢された西田が右前安打でチャンスを拡大。甲斐も四球で繋いで満塁とすると、川島が逆転の一打を放った。

 2ボールからカウントを取りに来た菊池のスライダーを狙いすましたように弾き返した。打球は左翼線で弾み、2人が生還して逆転。さらに上林も左中間への2点適時三塁打を放って2点を加え、グラシアルも左前適時打。この回一挙5得点を奪い、菊池を5回でマウンドから引き摺り下ろした。さらに6回にも1点、7回にも3点を加えてリードを広げた。

 先発のバンデンハークは栗山、山川に本塁打を許したものの、味方の大量援護に守られ、6回7安打4失点でリードを守って降板。7回からは武田、嘉弥真、加治屋、森のリレーで逃げ切り、初戦に快勝した。

 西武は先発・菊池の炎上に尽きた。初回いきなり先制点を与えると、4回には3連続適時打を浴びるなど5安打で5失点。5回6失点でKOされると、リリーフ陣も立て続けに失点を重ね、大敗した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY