侍U-23代表が前日練習 稲葉監督V2に意欲「世界一を目指す」 初戦先発は山崎

B組プエルトリコはヤディアー・モリーナ監督

 初戦の先発を任されるのは、190センチの長身右腕、山崎颯一郎投手(オリックス)。直球と縦に大きく割れるカーブが武器で「直球で早めに追い込んで、変化球で抑えたい」と話した。建山義紀投手コーチも「長身で独特の角度があるので打者は嫌なはず。しっかり流れを持ってきてくれる投球をしてくれると思う」と期待を寄せた。なお、オープニングラウンドの先発は、山崎、種市篤暉投手(ロッテ)、近藤弘樹投手(楽天)、寺島成輝投手(ヤクルト)、阪口皓亮投手(DeNA)の5人が務める予定になっている。

 モンテリアが会場となるB組は韓国、オーストラリア、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、チェコの計6か国。プエルトリコは、現役メジャーリーガーでセントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手が、昨年の予選に続き、監督を務める。選手たちは17日に現地入り。ほぼ全員の選手が髪の毛を金色に染め、早くも一体感を見せていた。

 大会はオープニングラウンドの各組上位3チームがスーパーラウンドに進出。別組の3チームと対戦し、オープニングラウンドで同組だった2チームとの対戦成績を加えた計5試合の成績で、28日に行われる決勝、3位決定戦への進出チームを決める。オープニングラウンドの各組下位3チームはコンソレーションラウンドに回る。

 侍ジャパンU-23代表の連覇に向けた戦いが、いよいよ幕を開ける。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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