鷹打線爆発、5回で12得点 上林がCS最多タイ6打点でサイクル王手

先制3ランを放ったソフトバンク・上林誠知(右)【写真:福谷佑介】
先制3ランを放ったソフトバンク・上林誠知(右)【写真:福谷佑介】

西武は先発榎田、2番手十亀が相次いで大炎上

■西武 – ソフトバンク(19日・メットライフ)

 前日から一転、ソフトバンクが序盤で大量リードを奪っている。19日、敵地メットライフドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦。3回に上林の3ランで先制すると、続く4回にも大量4得点。前半で12点を奪ってリードを広げている。

 強烈な先制パンチが3回に飛び出した。1死一、二塁で打席には上林。ここまでファイナルシリーズわずか1安打、打率1割だった上林だが、西武先発の榎田のスライダーをとらえ、右翼スタンドへ。先制の3ランを放ち、チームに勢いをもたらした。

 4回には2番手十亀から川島が右中間を破る適時二塁打を放ち、続く上林はこの日4打点目となる中前適時打。さらにグラシアルの適時打、デスパイネの犠飛も飛び出して、この回4点を追加した。5回には、上林がCS史上初となるサイクル安打に王手をかける2点適時三塁打を放つなど、さらに5点を追加し、リードを11点に広げた。

 西武は先発の榎田が3回4失点でノックアウト。4回からマウンドに上がった2番手の十亀も4回に3失点、5回には大量5失点と大炎上。打線は4回に山川が左翼スタンドにソロ本塁打を放ったが、ソフトバンク先発の千賀の前にこの1点にとどまっている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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