前田健太、ベース手前で弾む痛恨の暴投で失点 今季PS初失点で追加点献上

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

スライダーがベース手前で弾む、8回続投も続く投手が適時打浴びて前田は2失点に

■ブルワーズ – ドジャース(日本時間20日・ミルウォーキー)

 ドジャースの前田健太投手が19日(日本時間20日)、ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦ブルワーズ戦に登板。3点ビハインドの7回に6番手でマウンドに上がり、ピンチを招いて痛恨の暴投で追加点を献上した。前田は今季のポストシーズン(PS)5試合目で初失点となった。

 ドジャースは初回にフリースの先頭打者弾で先制も、その裏に先発の柳賢振がつかまり、一挙4失点。あっという間に逆転を許した。さらに、2回もブラウンに適時二塁打を浴びて5失点目。4点差とされた。

 それでも、その後は投手陣が無失点でつなぐと、打線は5回にフリースのタイムリーで1点を返し、3点差で終盤戦へ。前田は7回、6番手でマウンドに上がった。先頭アギラールはスライダー2球で追い込んだものの、ファウルやボールで8球粘られ、最後はフルカウントから11球目の直球を右翼線に運ばれて二塁打。いきなりピンチを背負った。

 続く左打者のムスタカスは申告敬遠。ブルワーズはクラッツに代打に左打者のグランダーソンを送った。第2戦ではグランダーソンにヒヤリとする右飛を打たれていた前田だが、ここは外角への落ちるボールで空振り三振。続くアルシアは三塁線へのボテボテのゴロも、前田が軽快なフィールディングでさばいて投ゴロに仕留めた。

 しかし、走者の進塁を許して2死二、三塁となると、続く代打サンタナへの初球はベースの手前で弾むスライダー。痛恨の暴投となり、追加点を献上した。最後は三振に仕留めたものの、リードを4点に広げられた。

 前田は8回も続投。しかし、先頭ケインにレフト前ヒットを浴び、ここで降板。その後、7番手ヒルがアギラールにタイムリーを浴び、前田は1回0/3を2安打2失点1四球2奪三振となった。

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