前田健太、痛恨暴投に「もったいなかった」 第7戦へ「切り替えるしかない」

PO初失点を喫したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
PO初失点を喫したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

3点ビハインドで登板も…1回0/3を2失点、暴投は「際どいところを狙ったのが」

■ブルワーズ 7-2 ドジャース(日本時間20日・ミルウォーキー)

 ドジャースの前田健太投手は19日(日本時間20日)、ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦ブルワーズ戦に登板し、1回0/3を2安打2失点1四球2奪三振に終わった。3点ビハインドの7回にマウンドに上がるも、痛恨の暴投で今季ポストシーズン(PS)初失点。続投した8回も先頭打者にヒットを浴びて降板し、後を継いだ投手がタイムリーを浴びた。2-7の完敗で3勝3敗と“逆王手”をかけられたが、前田は「切り替えるしかない」と前を向いた。

 初回にフリースの先頭打者弾で1点を先制しながら、先発・柳賢振が3回5失点と乱調に終わったドジャース。5回にフリースのタイムリーで1点を返して、前田は3点ビハインドの7回に6番手として登板した。

 先頭アギラールには追い込んでから粘られて二塁打。ムスタカスは申告敬遠の後、代打グランダーソンは空振り三振、アルシアはボテボテの投ゴロに仕留めた。しかし、走者の進塁を許して2死二、三塁とされると、続く代打サンタナへの初球のスライダーはベースの手前で弾む暴投。痛恨の1球で三塁走者の生還を許し、追加点を献上した。

 8回も続投したが、先頭ケインにレフト前ヒットを浴びて降板。その後、7番手ヒルがタイムリーを浴び、前田は2失点。ドジャースはそのまま敗れ、“逆王手”をかけられた。

 試合後、前田は開口一番「明日があるので、明日に向けて切り替えるしかないのかなと思います」と話した。痛恨の暴投については「際どいところを狙ったのが、ちょっとワンバウンドになってしまったので、もったいなかったですね」と振り返り、「明日勝つしかないと思うので、一生懸命、頑張りたいと思います」と繰り返した。

 20日(同21日)の第7戦で2年連続のワールドシリーズ進出を目指す。ブルワーズは右腕チャシーン、ドジャースは右腕ビューラーが先発と発表された。両チームともに総力戦で最終決戦を取りに行くことになる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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