連勝対決制した日本 DeNA阪口&ロッテ成田ら力投、稲葉監督「よく粘った」

中継ぎ陣はロングリリーフ役を担う水野以外の5人が登板

「ピンチでの登板はファームでも経験していたので、気持ちを入れてマウンドに向かった。ただ、次の回に四球から点を取られたのは良くなかった。切り替えていきたい」。成田は6回に1安打2四球で1点を許したこともあり、納得の内容とはいかなかったが、5回のピンチ脱出はこの試合の大きな鍵となった。

 日本は終盤、鈴木優投手(オリックス)、塹江敦哉投手(広島)、櫻井周斗投手(DeNA)がそれぞれ1イニングを投げ、メキシコ打線に3点目を与えず。最後までリードを守り切った。

 稲葉篤紀監督は「(5回は)走者が溜まっていて一発の怖さがあった。(先発の阪口は)あそこで目一杯だと感じて、思い切って代えた。成田はもともとバックアップとして(先発が)早く崩れた場合はいくと言ってあるので、しっかり準備はできていたと思う」と、投手交代のタイミングについて説明。成田、鈴木はこの日が初登板で「投手陣がよく粘ってくれた。初登板は緊張感のある中で投げるが、1点差ではなく5点という点差の中で投げられたのは次の登板に向けてよかった」と振り返った。

 これで中継ぎ陣は、ロングリリーフ役を担う水野匡貴投手(ヤマハ)を除く5人が登板。日本よりも高くて硬い異国のマウンドを踏めたことは、今後の登板に向けてもプラスとなる継投だった。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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