打高投低、アク―ニャ&ソトと若手打者活躍 平野も…新人王を占う【ナ編】

ダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:AP】
ダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:AP】

球団新人本塁打記録更新のアク―ニャ、OPSトップのソト

 メジャーリーグのポストシーズンも大きな盛り上がりを見せている。ただ、原則として、NPB、MLBともにMVPや新人王の選考に当たってはポストシーズンの結果は加味されない。レギュラーシーズンのみで選出される。ナショナル・リーグの新人王争いを占おう。

◯打者(50安打以上)OPSは出塁率と長打率を合計した打者の総合指標

アンダーソン(マーリンズ)
156試 .273 本11 点65 盗塁2 OPS.757

アクーニャJr.(ブレーブス)
111試 .293 本26 点64 盗16 OPS.917

ソト(ナショナルズ)
116試 .292 本22 点70 盗5 OPS.923

モラン(パイレーツ)
144試 .277 本11 点58 盗0 OPS.747

キンゲリー(フィリーズ)
147試 .226 本8 点35 盗10 OPS.605

ベイダー(カージナルス)
138試 .264 本12 点37 盗15 OPS.756

アルファロ(フィリーズ)
108試 .262 本10 点37 盗3 OPS.731

ウィンカー(レッズ)
89試 .299 本7 点43 盗0 OPS.836

ビラヌエバ(パドレス)
110試 .236 本20 点46 盗3 OPS.750

ムニョス(カージナルス)
108試 .276 本8 点42 盗5 OPS.763

ブリンソン(マーリンズ)
109試 .199 本11 点42 盗2 OPS.577

レイエス(パドレス)
87試 .280 本16 点31 盗0 OPS.838

 マーリンズのアンダーソンが唯一の規定打席入りで打率28位。シーズン当初は三塁手だったが、途中から外野に回っている。25歳。ただOPSは.757で平凡。

 むしろ26本塁打したベネズエラ出身のブレーブスのアクーニャJr.が有力だ。まだ20歳だがブライアン・マッキャンが持つブレーブスの新人本塁打記録24本を更新した。外野手。身体能力も高く、大いに注目されている。

 ナショナルズのソトは、さらに若い19歳。ドミニカ共和国出身。22本塁打だがOPSはアクーニャJr.よりも上の.923。こちらも外野手だ。

2桁勝利は1人もなし、リリーフでは平野の数値が群を抜く

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