ロッテ安田、4戦で打率5割&4打点 現地スカウト「うちのチームに欲しい」

オランダ戦でも活躍を見せた侍U-23代表のロッテ・安田尚憲【写真:Getty Images】
オランダ戦でも活躍を見せた侍U-23代表のロッテ・安田尚憲【写真:Getty Images】

日本は4連勝でスーパーR進出、先制2点打に「どんな形でも走者を返せればと」

 コロンビアで行われている、23歳以下の世界一を決める「第2回WBSC U-23ワールドカップ」は開催4日目の22日(日本時間23日)、オープニングラウンド第4戦が行われ、A組の日本はオランダを5-0で下して4連勝を飾り、各組上位3チームが切符を手にできるスーパーラウンド進出を決めた。初回に1死満塁のチャンスで安田尚憲内野手(ロッテ)が先制2点適時打となる二塁への内野安打を放つと、続く大河内野手(DeNA)も左中間を破る2点適時三塁打。さらに堀内謙伍捕手(楽天)の中堅への犠飛で初回に5点を奪い、最後まで試合の主導権を譲らなかった。

 先制打を放ったのは、前日までの3番ではなく、この日5番に座った安田だった。1死から3者連続四球と相手投手の乱調で巡ってきたチャンス。安田が二遊間に放った打球は相手二塁手のグラブを弾き、ボールが転がる間に二塁走者も生還。早々と先制を奪った。

「チャンスで回ってきたので、どんな形でも走者を返せればと思っていた。返せてよかった。(3四球が続いていたので)、最初の1球は見ようと思っていた。僕の時は(ストライクが)きたので1球で仕留められてよかった」

 これで開幕から4試合連続安打。大会通算14打数7安打、1本塁打、4打点と、クリーンアップの役割を完全に果たしている。「たまたまのヒットも多いので最高にいいとは言えないが、こういう短期決戦はどういう形であれヒットを打てればいいかなと思っている。打順は二の次で、走者がいたら返すとシンプルに考えてやっているので、打順は気にせず集中してやっていきたい」と、チーム最年少ながら発言も頼もしい。

稲葉監督の打順変更がピタリ「チャンスをしっかり生かせて非常によかった」

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