エンゼルス監督候補の筆記試験は“入試並み”の9時間だった!? GMが明かす

エンゼルスのブラッド・オースマス監督(中央)とビリー・エプラーGM(右)【写真:Getty Images】
エンゼルスのブラッド・オースマス監督(中央)とビリー・エプラーGM(右)【写真:Getty Images】

新監督はオースマス氏に決定「回答自体にはさほど関心はなかった」

 エンゼルスの新監督に就任し、22日(日本時間23日)に本拠地エンゼルスタジアムで記者会見を行ったブラッド・オースマス氏。エンゼルスは、今季まで19年間指揮を執ったマイク・ソーシア前監督の後任候補に2時間の筆記試験を課したことで話題になったが、オースマス氏は実際には9時間という日本の入試レベルのテストを受けていたことが分かった。ビリー・エプラーGMがその内容を明らかにしている。

 オースマス監督の就任記者会見に同席したエプラーGMは地元テレビ局「FOXスポーツウェスト」に登場。エンゼルスのエリック・チャベスGM特別補佐、オースマスGM補佐、元日本ハムのトレイ・ヒルマン監督、元名遊撃手のオマール・ビスケス氏ら候補者が浮上する中、異例の2時間の筆記試験を行ったことが話題になっていたが、実際に候補者が受けた試験は9時間という凄まじいものだったと話している。

「9時間にも及ぶ筆記とテストですか。私なら突破できないでしょうが、どんなテストだったのですか?」

 司会者に質問されたエプラー氏は「質問のいくつかは可能性をベースにしたもの。『このような事態がフィールド上で起きる可能性についてのあなたの意見は?』等々です。我々は回答自体にはさほど関心はなかった。それ以上に、その結論にどのようにしてたどり着いたのかを知りたかったのです」と語った。

 実際の試合中などの具体的な局面でどのような采配を振るうのか。その決断を下した論理的な説明をエプラー氏は求めたという。

「候補者には(答えを)熟考してもらいたかったし、彼らのやるべきことを果たしてもらいたかったのです」

 9時間の入試の末に選んだオースマス新監督という選択に自信をみなぎらせていたエプラーGM。マイク・トラウト外野手、大谷翔平投手という魅力的なタレントを使い、2002年以来の世界一を目指すことになる。

(Full-Count編集部)

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