Rソックスが世界一王手 モアランドが逆転狼煙の3点弾「最後まで諦めない」

代打3ランを放ったRソックスのミッチ・モアランド(中央)【写真:Getty Images】
代打3ランを放ったRソックスのミッチ・モアランド(中央)【写真:Getty Images】

7回から9得点で4点ビハインドを返す

■Rソックス 9-6 ドジャース(日本時間28日・ロサンゼルス)

 第114回ワールドシリーズ第4戦が27日(日本時間28日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、レッドソックスが9-6でドジャースを破り、対戦成績3勝1敗で5年ぶり世界一に王手をかけた。一時は4点リードを許すも、7回に代打モアランドの3点アーチから反撃。殊勲のアーチを描いたモアランドは「我々は最後まで諦めない。シーズンを通じてその姿を見せてきた」と逆転勝利に胸を張った。

 前日は延長18回、7時間20分の死闘に敗れ、この日は6回に4点を先制された。流れは本拠地ファンを味方につけたドジャースに傾いたかと思われたが、渾身のひと振りで引き戻した。7回2死一、二塁で代打出場すると、ドジャース3番手マドソンと対峙。初球をフルスイングで捉え、右翼席に飛び込む3ランとした。

「今季は逆転勝ちがたくさんあった。一丸となって猛攻を仕掛けられるチームだ」と話す通り、モアランドの一撃を号砲とすると、8回にピアースのソロ弾で同点、9回には一挙5点を奪い、あっという間に試合を返した。

 レンジャーズ時代の2010年と2011年にワールドシリーズ出場を果たしたが、2年連続で敗れた。2011年には3連勝で迎えた第4戦、優勝目前の9回2死2アウトからカージナルスに4連敗した経験も持つ。「最後のアウトを奪うまで気を緩めてはいけない。平常心を保っておかないと」と、過去から学んだことも多い。

 今季メジャー最多108勝を飾ったチームを「スペシャルな仲間」と話す。これで3勝1敗。チームにとっては2013年以来5年ぶり、自身にとって初の世界一に王手をかけたが、あと1勝をつかむまでぬか喜びすることなく、貪欲に戦い続ける。

(Full-Count編集部)

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