日本延長10回タイブレークの末、敗れ連覇逃す 1安打と打線沈黙

先発した侍U-23代表の近藤弘樹(楽天)【写真:Getty Images】
先発した侍U-23代表の近藤弘樹(楽天)【写真:Getty Images】

延長10回にロッテ成田が中前2点タイムリーを浴びる

 コロンビアで行われている野球の23歳以下の世界一を決める「第2回WBSC U-23ワールドカップ」は28日(日本時間29日)、バランキージャで決勝が行われ、オープニングラウンド、スーパーラウンドを8戦全勝で突破した日本は延長10回タイブレークの末、1-2でメキシコに敗れ大会連覇を逃した。3位決定戦はベネズエラが5-4で韓国を下した。

 大会2連覇を狙う日本、チーム打率3割を超えるメキシコとの決勝戦は序盤から投手戦が続く。先発の近藤弘樹(楽天)は走者を出しながらも要所を締め5回を終え4安打無失点と好投を見せる。だが、打線は相手先発右腕・モラレスの前に5回までノーヒットに抑えらる。

 6回2死から大河(DeNA)が左前打を放ちチーム初ヒットを記録したが、続く岸里(日本ハム)が遊ゴロに倒れ無得点に終わる。好投を続けていた近藤は7回。先頭のウレーニャに二塁打を浴びたが後続を打ち取り無失点で切り抜けた。

 日本は9回。好投の近藤を降板させ左腕・成田翔(ロッテ)をマウンドへ送った。先頭のオルネラスに四球を与えたが後続を打ち取り無失点。するとその裏、メキシコは右腕モラレスに変えマルティネスがマウンドへ。日本は3者凡退に終わり試合は延長戦に投入した。

 延長10回無死一、二塁から始まるタイブレーク。メキシコは先頭のヘラスが犠打を決め1死二、三塁とすると9番マシーアスが中前へ2点タイムリーを放ち先制に成功しついに均衡が破れる。

 その裏。4番・内田(楽天)が犠打を決め1死二、三塁と一打同点のチャンスを作ると安田(ロッテ)の二ゴロの間に1点を返す。さらに原澤(SUBARU)、堀内(楽天)が四球を選び2死満塁としたが西巻(楽天)が右飛に倒れ連覇を逃した。

(Full-Count編集部)

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