日本延長10回の末敗れ連覇ならず 稲葉監督「負けたのは私の全責任」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

延長10回にロッテ成田が中前2点タイムリーを浴びる

 コロンビアで行われている野球の23歳以下の世界一を決める「第2回WBSC U-23ワールドカップ」は28日(日本時間29日)、バランキージャで決勝が行われ、オープニングラウンド、スーパーラウンドを8戦全勝で突破した日本は延長10回タイブレークの末、1-2でメキシコに敗れ大会連覇を逃した。稲葉監督は「胸を張っていい。負けたのは私の全責任」と選手たちを称えた。

 メキシコ投手陣にわずか1安打と打線が沈黙。試合は延長10回無死一、二塁から始まるタイブレークとなり成田(ロッテ)が1死二、三塁から9番マシーアスに中前2点タイムリーを浴びた。その裏、日本は安田(ロッテ)の二ゴロの間に1点を返したが2死満塁から西巻(楽天)が右飛に倒れゲームセットとなった。

 ファーストラウンドでは7ー2で勝利していたメキシコ相手に敗れた稲葉監督は「選手は目一杯やってくれた。我々は1敗しかしてない。胸張っていい。負けたのは私の全責任。みんなにはありがとうと言いたい」とコメントした。

 先発の近藤は7安打を浴びながらも要所を抑え8回無失点と力投したが「近藤が良い粘りで頑張っていたが、メキシコの投手も良くて打つ方でリズムが作れなかった」と指揮官。だが、大会を通じ選手たちの成長を実感している様子で「日に日に結束力を増して非常に頼もしく見えた」と若き侍たちを評価していた。

(Full-Count編集部)

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