引退の松井稼頭央氏、西武秋季練習で選手のサポートも…「ノックは難しい」

今季限りで引退となった松井稼頭央氏【写真:荒川祐史】
今季限りで引退となった松井稼頭央氏【写真:荒川祐史】

試し打ちも“ノッカーデビュー”はまたの機会に

 メットライフドームに場所を移して行われた30日の西武秋季練習2日目。この日の全体練習も約2時間。各選手精力的に体を動かしていた。

 自主練習組では、榎田と浅村が参加。浅村は打撃練習は行わなかったものの、熊代と共にセカンドの位置でノックを受けるなど、軽めの調整を行った。侍ジャパンのメンバーとして日米野球に参加する森、外崎、源田、山川、秋山は、シーズンと同様にティー打撃とフリーバッティングを実施。さらに、森は捕手組、源田、外崎、山川は内野、秋山はライトの位置で外野ノックを受けた。内外野オールマイティーな起用が予想される外崎は、馬場コーチから「メジャーリーガーなら飛んでくるぞー!」と声をかけられ、三塁線への強烈なノックを幾度も浴びせられていた。

 また、この日もグラウンドに姿を見せた松井稼頭央氏は、その外崎にトス上げを行うなど選手たちをサポート。全体練習終了後には、ネットに向かってノックの試し打ちも行った。もっとも、この日は「ノックは難しいね。佐藤コーチから『秋山の(外野)ノック、打ちますか?』って言われたけど……」と辞退した松井氏。“ノッカーデビュー”はまたの機会となった。

 辻監督から「右手で(ボールを)あげなよ」と、アドバイスを受けたという松井氏。だが、「左手でしか上げたことない」ということで、「ノックの話は恥ずかしいっす」と照れくさそうに語った。野球人生第二章は、着々と歩みを進めている。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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