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打率.143でMVP 鷹・甲斐が盗塁を刺し続け、多くの記録が刻まれた日本S

2018年日本シリーズは、ソフトバンクが4勝1敗1分で広島を下した。MVPにはソフトバンクの捕手、甲斐拓也が選ばれた。育成ドラフト出身選手の日本シリーズMVPは史上初。

甲斐が盗塁を刺し続けたことで多くの記録が誕生

 この結果、いくつかの日本シリーズの記録が刻まれた。

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◯個人 甲斐拓也(ソ) 6連続盗塁刺 【新】
 これまでの記録は、1952年(巨人-南海)の広田順(巨)と、1958年(巨人-西鉄)の藤尾茂(巨)の4連続盗塁刺。

◯個人 甲斐拓也(ソ) シリーズ6盗塁刺 【タイ】
 これまでの記録は、1952年(巨人-南海)の広田順(巨)の通算6盗塁刺。

◯個人 田中広輔(広) シリーズ3盗塁死 【タイ】
 これまでの記録は、1953年(巨人-南海)の与那嶺要(巨)と1984年(広島-阪急)の福本豊(阪急)の3盗塁死。この2人はいずれも7試合で記録。6試合で3盗塁死は今年の田中広輔が初。

◯チーム 広島 シリーズ8盗塁死 【新】
 これまでの記録は、1954年(中日-西鉄)の西鉄と、1964年(南海-阪神)の南海、75年(阪急-広島)の阪急の7盗塁死。西鉄と南海は7試合での記録。

◯チーム 広島 シリーズ最小盗塁0 【タイ】
 シリーズ0盗塁に終わったチームはこれが8例目。今シリーズはソフトバンクも第5戦まで盗塁がなく、史上初めて両チーム0盗塁に終わるかと思われたが、第6戦の4回に敬遠で出塁した甲斐拓也が二盗。甲斐は6つの盗塁を阻止しただけでなく、シリーズの盗塁王にもなっていた。

 セイバーメトリクス的には盗塁は有効な戦術とはみなされていない。アウトになった際のダメージが大きすぎるからだ。今年の広島はまさにそれを実証した形となった。

 しかし甲斐拓也の俊敏なプレーは捕手のイメージを一新した。いろいろな意味で球史に残る日本シリーズだった。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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