9日から開催の日米野球 MLB選抜の野手は豪華布陣、その全貌とは?

内野手には今季34発の強打者も

◯内野手
ホイット・メリーフィールド(29)
所属球団:カンザスシティ・ロイヤルズ
昨季成績:158試合 .304 12本 60打点 OPS.806

 昨季34盗塁、今季45盗塁を記録して2年連続盗塁王を獲得した韋駄天。課題だった選球眼が改善され、出塁率はア・リーグ二塁手の中で3位、全体でも8位を誇る。地区最下位に沈んだロイヤルズの中でリードオフマンとして気を吐いた。

アーメッド・ロザリオ(22)
所属球団:ニューヨーク・メッツ
昨季成績:154試合 .256 9本 51打点 OPS.676

 2年目にしてメッツのショートを手中にした若手。ナ・リーグ4位となる8本の三塁打、7位となる24盗塁を記録するスピードをもつ。ただ、OPSは下から4番目で、打撃は改善が必要。

カルロス・サンタナ(32)
所属球団:フィラデルフィア・フィリーズ
昨季成績:161試合 .229 24本 86打点 OPS.766

 低打率、高出塁率のパワーヒッター。インディアンスから移籍した今季もナ・リーグ2位となる110個の四球を獲得するなど、優れた選球眼を披露した。前半戦は打率1割台を記録するなど、打率はかなり低かったが、オールスター後は例年の水準に戻った。前回の日米野球にも参戦。

エウヘニオ・スアレス(27)
所属球団:シンシナティ・レッズ
昨季成績:143試合 .283 34本 104打点 OPS.892

 キャリア最多の34本のホームランに加え、初のオールスターに選出されたレッズの大砲。低迷したレッズの中で数少ないポジティブなニュースとなった。年齢的にも脂が乗り切った時期なので、来季は個人タイトル獲得が期待される。

クリス・テイラー(28)
所属球団:ロサンゼルス・ドジャース
昨季成績:155試合 .254 17本 63打点 OPS.775

 二遊間と外野のポジションを高いレベルでこなすことができるユーティリティプレイヤー。昨季打撃が覚醒し、今季も安定した成績を残したことからフロックではないことを証明した。ポストシーズンに強く、通算OPSは.875。

外野陣では今季ナ・リーグ新人王最有力候補の2人に注目

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