MLBオールスターがメジャー30球団に入ったら? MLB公式がチーム力を分析

打撃は文句なしも先発陣に疑問符「圧倒的な投手はロースターに不足」

 前回2014年の日米野球ではメジャー入りしていなかった若手も6選手ロースター入りしており、「若さ」もこのチームのキーポイントだと指摘されている。

 ベンチについてはキケ・フェルナンデス、クリス・テイラーというどのポジションもこなすドジャースコンビが「素晴らしい柔軟性をもたらす」と記事では分析。ブルージェイズのケビン・ピラー外野手は「最高の守備固め」とされ、百戦錬磨のヤディアー・モリーナ捕手は「メジャー最高の控えキャッチャーになる」と評価されている。

 一方、先発陣には疑問符が付けられている。「日米シリーズのほとんどの投手がメジャーであまり先発していないか、数多く先発試合に出ていない効果的なリリーバーだ」と指摘している。

 ドジャースの前田健太投手も参戦しており、「何人か堅実な投手もいる。エース満載の2018年のアストロズのようでは全くないが、イニングを稼ぎ、ブルペンに繋げられる信頼性のある選択肢は存在する」と分析。先発陣を補うのが、過小評価のブルペン陣だという。

「先発ローテーションの1、2番手の圧倒的な投手はロースターに不足しているが、過小評価されているリリーフ陣がそれを補っている」と特集では指摘。パドレス守護神のカービー・イエーツを筆頭に、レイズのビダル・ヌーニョ、カージナルスのジョン・ブレビア、アストロズのコリン・マクヒュー、アスレチックスのユスメイロ・ペティットという抑え陣の合計防御率は2.49で、「メジャー屈指のブルペン」と絶賛されている。

 チーム全体としてはプレーオフ進出の期待を持てる魅力的な布陣だと評価している。「ダイナミックな打線と未知数なローテーションの狭間で、このチームはシーズン中に数々の乱打戦に参戦することが見込まれる」と分析しているが、投手陣の補強は不可欠だという。

「ワイルドカード争いに絡めるだろう。トレード期限前に投手陣を向上させることができれば、2番目のワイルドカードの位置を手にできるかもしれない」と特集ではチームのポテンシャルを評価していた。

 若きスターら実力者が集結したMLBオールスターチーム。原巨人にいきなり黒星を突きつけた実力は本物と評価されている。

(Full-Count編集部)

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