【日米野球】トレーニングしながら野球観戦!? MLB公式がマツダの斬新コラボに大注目

「2018日米野球」第4戦はマツダスタジアムで行われた【写真:Getty Images】
「2018日米野球」第4戦はマツダスタジアムで行われた【写真:Getty Images】

米国にはプールがあるスタジアムは存在するが……

 米国の野球関係者は、日本の野球文化に興味津々のようだ。日米野球が始まってから、「鳴り物応援」「お立ち台」など、日本では当たり前のものとしてあるが、米国にはない野球文化が米国に紹介されているが、今度はMLB公式動画サイトの「Cut4」が、第4戦が行われた広島のホーム、マツダスタジアムの施設についての記事を掲載した。題して「トレッドミルで走りながら、ファンたちは日米野球を楽しんだ」。

「Cut4」が注目したのは、マツダスタジアムに隣接しているスポーツクラブ「ルネサンス広島ボールパークタウン」。ここはスタジアムの右翼席後方に位置し、グラウンドが一望できる場所にある。つまり、ジムでトレーニングしながら野球観戦……といった利用方法が可能という、ファンにとっては何ともぜいたくなクラブなのだ。

「Cut4」公式ツイッターでは、トレッドミルで走りながらジム内から日米野球を観戦するジム利用者の動画に、「球場に居ながらにして快適にランニングができるって? それができるのは、ヒロシマ限定だよ」というコメントをつけて投稿。ファンからは「素晴らしいね」「僕たちもそれ(設備)があったらいいのに」といった声が寄せられた。

 スタジアムと野球観戦を軸とした総合アミューズメント施設「ボールパーク」は米国の方が日本に先駆けており、日本のNPB球団が米国を見習って取り入れている。ダイヤモンドバックスの本拠地、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドには、スタジアム内にジャグジーつきプールがあることで有名だが、さすがにトレーニングやフィットネスの先進国・米国でも、ジムとスタジアムのコラボは斬新な発想だったようだ。

 外国から取り入れたものを新しい発想をもってアレンジし、“本家”以上のものを作り上げるのは日本人のストロングポイント。このたび発表された、日本ハムが北海道北広島市に建設する新球場には、世界で初めて、温泉に入りながら野球観戦が可能な席が設置される構想となっている。この新球場が完成し、日米野球が開催されるようなことになれば、米国のファンは仰天することだろう。

【動画】野球観戦しながら「快適にランニング」!? MLB公式がマツダスタジアムに注目!

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