【日米野球】5勝1敗と圧勝した稲葉監督が2020年に向け手応え 「非常にいい6戦が戦えた」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

西武秋山、広島菊池の2人をリーダー格に指名「このチームを頼むぞ」

■侍ジャパン 4-1 MLBオールスター(15日・ナゴヤドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが戦う「2018日米野球」は15日、ナゴヤドームで最終戦となる第6戦を行われ4-1で日本が勝利した。通算成績は5勝1敗と侍ジャパンが圧倒する結果となったが稲葉監督は「2020年の東京オリンピックに向け非常にいい6戦が戦えた」と手応えを口にした。

 第1戦では土壇場の9回に柳田のサヨナラ2ランで勝利し勢いに乗った侍ジャパン。リードを許す展開でも好機を逃さず1本を放つなど粘り強い打線でメジャー軍団を圧倒した。

 6戦を通じ稲葉監督は「力のある選手と対戦することで非常にいい経験ができた。2020年の東京オリンピックに向け非常にいい6戦が戦えた。選手は個々に色んな事を感じたと思うが、オリンピックに向け必ずこの経験を生かし成長してくれると思う」と、ナインたちを称賛した。

 チームが一丸となった要因には「ジャパンに対しての強い気持ちを持ってくれたことが一番」と語り、代表合宿初日には西武の秋山、広島の菊池に対し「このチームを頼むぞ」とリーダー格に指名していたことを明かした。

「『任してください』と心強い言葉を頂きました。経験がある選手がこのチームをしっかりとまとめてくれ、先頭に立ってくれたことが大きかった。岸選手(楽天)、柳田選手(ソフトバンク)も本当に疲れている中でジャパンのために必死にやってくれた。それに若い選手がどんどんついていったことが結束力を高めた」

 メジャー軍団を相手に若手、中堅、ベテランが一丸となって圧勝した侍ジャパン。2020年の東京オリンピックで金メダルを目指す稲葉監督は確かな手ごたえを得た6試合だった。

(Full-Count編集部)

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