「このザマだ!」大谷翔平がバーランダーから放った一発の舞台裏 最強右腕“怒り”
バーランダーに「チェンジアップが有効」と助言した投手コーチ、しかし…
野球日本代表「侍ジャパン」と「2018日米野球」を戦ったMLBオールスターチーム。その投手コーチを務めたのが、2014年からアストロズ投手コーチを務めるブレント・ストラム氏だ。
2017年にワールドシリーズ制覇を果たしたアストロズの投手陣と言えば、今季は同地区でプレーしたエンゼルス大谷翔平の前に幾度となく立ちはだかった。とりわけ、新人王、サイ・ヤング賞、MVPなどタイトルを総ナメにしているベテラン右腕ジャスティン・バーランダー投手との対決には大きな注目が集まったが、実はストロム投手コーチが“名勝負”の影でちょっとしたとばっちりを受けていたという。
それは8月25日にアナハイムで行われたエンゼルス対アストロズの一戦だった。この日、4試合ぶりにDHとしてスタメン出場した大谷は、第2打席にバーランダーからバックスクリーンへ14号ソロを運んだ。この時に打ったのが、初球高めに抜けたチェンジアップ。アストロズ側のベンチから打球の行方を見届けたストラム投手コーチは、やられた、と思うしかなかった。
この日まで大谷を7打数1安打と抑え込んでいたバーランダーだったが、まさかの被弾。この時の舞台裏をストラム投手コーチが明かす。
「それまでオオタニはチェンジアップにまったくタイミングが合っていなかったんだ。縦の変化についていけずに空振りばかり。だから、あの打席の前、バーランダーにはチェンジアップだ、とアドバイスを送っていたんだ」