全米を沸かせた大谷翔平の2018年 球史に刻まれた“二刀流”1年目の名場面5選

今季2度目の3戦連続アーチで松井氏、城島氏を超える

○ヤンキース開幕投手セベリーノから弾丸アーチ

 4月26日(同27日)、本拠地で行われたヤンキース戦に「5番・DH」で先発出場した大谷。2回1死で打席に入ると、メジャー屈指の剛腕セベリーノが投じた内角97マイル(約156キロ)の真っ直ぐを腕を畳むようにして捉え、弾丸ライナーで右翼スタンドへ運んだ。打球速度は180キロという驚異の数字を叩き出し、試合後、セベリーノに「もう内角には投げないよ」と言わしめるほどだった。

○靭帯再損傷判明直後に衝撃の1試合2発→松井秀喜超え

 右肘靱帯に新たな損傷が見つかったと発表された9月5日(同6日)。敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で先発すると、第3打席で2戦連発となる17号ソロを放ち、松井秀喜氏のメジャー1年目の本塁打数を超えた。さらに、第5打席でも18号ソロを放ち、メジャー2度目の1試合2本塁打。これで城島健司氏(マリナーズ)の持つ日本人野手1年目の最多本塁打記録に並んだ。この試合は4打数4安打2本塁打3打点4得点1盗塁と驚愕の活躍だった。

○3戦連発で日本人メジャー1年目の最多本塁打記録を更新

 衝撃の活躍から1日空いて迎えた9月7日(同8日)の敵地ホワイトソックス戦。「5番・DH」でスタメン出場した大谷は3回1死一、二塁の第2打席で本塁打を放った。ロドンの真っ直ぐを捉えると、詰まったかのように見えた打球は飛距離を伸ばし、相手中堅手のグラブごとフェンスを超えた。シーズン2度目の3戦連発となる19号3ラン。この1発で城島健司氏(マリナーズ)を抜き、日本人野手メジャー1年目の最多本塁打記録を更新した。

【動画】球史に残る“二刀流”大谷翔平の2018年 メジャー席巻の1年目を彩る名場面5選!

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