田中将大が恒例の古巣訪問で平石新監督にエール 「1つでも多く勝ってほしい」

今月1日に30歳を迎え「体の状態とかを見極めながら」

 自身は12勝6敗とメジャーで5年連続2桁勝利を挙げたものの、故障者リスト入りするなど苦しいシーズンだった。前半戦は15試合(83回1/3)で防御率は4.64だったが、後半戦は14試合(84回)で2.79と巻き返しチームのプレーオフ進出に貢献した。

 怪我明けから手応えを感じて投げていたと話し「到底、満足できるようなものではなかったですが、昨シーズンに比べて成長を実感することができたシーズンではあった。フルシーズンでそのパフォーマンスをしっかりと出し続けられるかが、(来季の)一番の鍵になってくるんじゃないかなと思います」と語った。

 高校野球史に残る早実との夏の甲子園決勝引き分け再試合から12年。今月1日に30歳の誕生日を迎えた田中は「どのシーズンも変わらないですけど、体に気を使っていきながらやらないといけないというのは年々、感じています。体の状態とかを見極めながら、試行錯誤を繰り返しながらですかね」と時の流れを感じている様子。

 また、海を渡って5年が経っても東北地方から応援があることに感謝し「これから先もそういう風に思われる選手であり続けたいなと思います。今シーズン、チームとしても個人としても悔しい思いをしました。来シーズン、いい成績を皆さんに報告できるようにまた頑張ってやりたいなと思います」と活躍を誓った。プロ野球人生をスタートさせた地で決意を新たにした。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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