通算3166安打の名選手、レンジャーズ・ベルトレが引退を発表「幸せだった」

イチローが再び現役選手トップの安打数に

 三塁手で3000本安打と400本塁打を同時にクリアしているのは歴代でもベルトレだけ。野球殿堂入りも確実と見られている名選手が、静かにユニホームを脱いだ。ベルトレは19歳の時に契約してくれたドジャースのトミー・ラソーダ元監督に対し「トミーに感謝したい。ドミニカ共和国から来た実績もない小僧(ベルトレのこと)と契約してくれてありがとう。ドミニカ共和国、米国、ラテンアメリカで自分を応援してくれているファンに、心から『ありがとう』と言いたい。これから、フルタイムで夫。父親として生きていけることにワクワクしている。ムーチャス・グラシアス!」とのメッセージを残し、ベルトレは自らの大リーガーとしてのキャリアを締めくくった。

 関係者や現役選手、元選手らも、ベルトレの引退に次々とコメントを発表。レンジャーズでともにプレーしたマイケル・ヤング氏は「自分が見た中で最高の三塁手。完璧なチームメートだった」とツイッターでつぶやき、カージナルスのマット・カーペンター外野手も「殿堂入り確実な選手と(2011年ワールドシリーズで)戦えたことを誇りに思う」とツイッターに投稿した。

 ベルトレの引退で、イチローが現役選手の安打数トップに返り咲いたが、プホルスとの差は7本しかなく、2人の試合出場頻度からいって、すぐにプホルスに上回られるのは必至の状況だ。

(Full-Count編集部)

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