こだわりの野球用品をデータとともに提供 「超野球専門店CV」の独創性

モノを売るだけの用品店から“モノ×データ=顧客の最適品”を目指して

「モノ(道具)を売るだけの用品店だけでは生き残れない」

 そう言い切るのは、店長(専務取締役)の中村勇太氏。店内の野球用具の周りには、必ずと言っていいほど、“数字”が添えられる。

 一般的な用品店であれば、使用した新聞や雑誌の記事やメーカーのチラシなどが添えられていることが多い。しかし、超野球専門店CVは、道具であれば、特徴を可視化するグラフのPOPがあったり、これまでの傾向からの分析があったり、ミズノ社製のスイングトレーサーなどの測定器具の検証結果など、“数字の事実”が存在する。

 用品で言えば、野球用ズボンエリアでは、メーカー毎の “汚れの落ちやすさ”などが細かくグラフ化されており、隣のエリアには、ユニフォームを洗う洗剤の鉄板品「ポール」が積み上げられているのは、野球部ママも嬉しいだろう。

 勇太氏は「ただ売るのではなく、データに沿って提供した。他の業界では、顧客の好みに合わせるのは当たり前。本当に合ったものと出会って欲しい」と言う。

 2周年記念イベント2日目には、SSKのテクニカルピッチを使っての回転数コンテスト&スイングスピードコンテストを行うなど“らしさ”全開だ。

一歩先へ行くアイデアと活動で競技人口減少の波を乗り越える

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