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前半と後半でまるで別のチームに…データで今季を振り返る【日本ハム編】

投打で大きく貢献していた大谷翔平が抜けるも、7月末までは西武に肉薄、優勝も狙えるかに思えた今季の日本ハムファイターズ。しかし、8月から投打が噛み合わずに、白星を稼ぐことができない状況に。それでもAクラスをキープし、2年ぶりのクライマックス進出を決めました。

日本ハムの各ポジションごとの得点力グラフ
日本ハムの各ポジションごとの得点力グラフ

投手陣、外野手は平均を超える貢献度 盗塁成功率も断然の高さ

 次に、日本ハムの各ポジションの得点力が両リーグ平均に比べてどれだけ優れているか(もしくは劣っているか)をグラフで示して見ました。そして、その弱点をドラフトでどのように補って見たのかを検証してみます。

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 グラフは、野手はポジションごとのwRAA(平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて増やした得点を示す指標)、投手はRSAA(特定の投手が登板時に平均的な投手に比べてどの程度失点を防いでいるかを示す指標)を表しており、赤ならプラスで平均より高く、青ならマイナスで平均より低いことになります。

 投手陣は先発、救援ともにプラス評価です。特に、救援投手陣の防御率3.19はリーグトップの成績です。その救援陣の支柱であり、ルーキーイヤーから11年連続で50試合以上登板を達成、今季も防御率1.80、41ホールドポイントで2回目の最優秀中継ぎ投手賞を受賞した宮西尚生。通算ホールドも294で山口鉄也(前巨人)を抜いて単独1位となりました。

 攻撃面では、レフト近藤健介、センター西川遥輝のプラスが目立ちます。西川は打撃もさることながら、足での貢献も光りました。44盗塁で自身3度目の盗塁王獲得ですが、特筆すべきはその成功率。44盗塁3盗塁刺、成功率93.6%、盗塁による得点貢献を示すwSBは6.3でもちろん12球団トップです。

 通算でも226盗塁33盗塁刺で成功率87.3%。これは現役のみならず歴代の盗塁王と比較しても突出した成功率であることは間違いないでしょう。ちなみに西川の3盗塁刺はすべてソフトバンク戦(高谷2、甲斐1)です。チーム盗塁成功率も12球団で唯一80%を超えており、やみくもにではなく、確度の高い盗塁をチームでマネージメントしている様子が伺えます。

〇チーム盗塁成功率とwSB

日本ハム 80.3%(98-24) wSB 5.74
西武 73.3%(132-48) wSB 2.11
ソフトバンク 72.7%(80-30) wSB 0.37
オリックス 71.3%(97-39) wSB -0.24
ロッテ 68.5%(124-57) wSB -2.95
楽天 63.9% wSB -5.02

 またライト大田泰示のwRAAがマイナス評価なのは、同ポジションの強打者との比較によるものではありますが、OPSはチーム2位、wRAAはチーム3位と攻撃面での貢献はありますし、守備面でも守備範囲の広さや肩の強さで貢献しています。アウトにどれだけ寄与しているかを示すレンジファクターは1.86で、ライトを主なポジションとする選手の中ではリーグトップです。

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