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極端な“内弁慶”、長打力と救援陣のテコ入れ… データで今季を振り返る【中日編】

中日は6年連続Bクラス、前人未到の1000登板を達成した岩瀬仁紀、中継ぎ投手として史上初のリーグMVPに選出された経験もある浅尾拓也、球団生え抜きで史上4人目の2000本安打、球団新の378盗塁を記録した荒木雅博といった貢献者の引退、森繁和監督の退任など、終盤は寂しいニュースが相次ぎました。

高い守備力、先発投手陣も安定 しかし救援陣が…

 守備では失策52は12球団最少、グラウンド上に飛んできた打球のうち野手がアウトにした割合を示すDER69.9%はセ・リーグ1位と守備力では安定の数字を示しており、広いナゴヤドームに適した守備陣を擁しています。惜しむらくは盗塁成功率の低さで、61.6%は12球団最下位。wSBは-5.03と盗塁での得点損失が少なくありません。

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 さてチームが大きく浮上できなかった最大の要因である投手陣について分析してみましょう。防御率4.36、WHIP1.41、FIP4.52はリーグ最下位で、開幕前から不安視されていた投手力の整備ができないままシーズンを終えてしまいました。

 ただ、先発投手が6イニング以上投げて自責点3以下に抑えるクオリティスタート(QS)が17試合で13勝のガルシア、5勝止まりではありますが13QSと先発としての役割は果たしていた吉見一起、QS率52.9%の小笠原慎之介などを擁する先発投手陣の防御率は4.08、QS率も49%で、これらはリーグ2位の数値です。ただ大問題は救援陣で、防御率4.93は12球団ダントツの最下位。リーグワーストの逆転負け38回を喫してしまうなど、救援陣が大炎上を起こしてしまう試合展開が目立つシーズンとなりました。

 そんな投手陣ですが、本拠地ナゴヤドームでの防御率は3.39で実はセ・リーグチームの本拠地防御率の中では最も優秀な成績なのです。先発防御率3.39、救援防御率3.38とほぼ同等の成績、QS率も58.8%と安定し、本拠地勝ち越し、ナゴヤドーム広島戦9勝3敗の要因にもなったと言えそうです。

 ということは、ビジターでの投手陣の炎上ぶりが思い浮かぶわけで、特に神宮球場でのヤクルト戦の惨状は目に余るものがありました。

6月28日 9回裏 6-3から5失点でサヨナラ負け
7月21日 9回裏 5-4から3失点でサヨナラ負け
9月4日 9回裏 9-3から6失点で延長に突入、12回裏3失点でサヨナラ負け

 神宮での救援防御率は7.02、先発防御率も7.04でQS率もわずか8.3%。ビジターでの投手成績は以下の通りです。

◯神宮球場
防御率7.03 WHIP1.62 QS率8.3% 1試合被本塁打平均2.00

◯東京ドーム
防御率4.92 WHIP 1.32 QS率63.4% 1試合被本塁打平均1.36

◯横浜スタジアム
防御率4.67 WHIP 1.25 QS率53.9% 1試合被本塁打平均1.38

◯甲子園
防御率3.87 WHIP 1.71 QS率22.2% 1試合被本塁打平均0.67

◯マツダスタジアム
防御率5.01 WHIP 1.64 QS率30.8% 1試合被本塁打平均1.23

 まさに投手陣の内弁慶ぶりがわかるデータです。ビジターでの投手陣のマネージメントが来季浮上に向けての急務と言えそうです。

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