今季のベスト&ワースト助っ人は誰? セパ両ワーストには高額年俸打者並ぶ

パ・リーグではロッテ新外国人ボルシンガーが大活躍

【パ・リーグ】
○ベスト
ロッテ マイク・ボルシンガー(9000万円)
20試合13勝2敗0セーブ0ホールド 117.2回 防御率3.06

○ワースト
西武 エルネスト・メヒア(5億円)
82試合212打数45安打9本塁打21打点 打率.212

 今季のパ・リーグは、特に助っ人打者の活躍が少ない1年だった。規定打席に到達したのは、ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手、オリックスのステフェン・ロメロ外野手、日本ハムのブランドン・レアード内野手の3人だけ。しかも、規定打席到達者29打者の中で、打率の25位、26位、27位に3人が並んでいる。

 その中で、今季最も活躍した助っ人として名前を挙げるならば、ロッテのマイク・ボルシンガー投手だろう。シーズン終盤に故障で離脱してしまったものの、11戦11勝という驚異の連勝記録を含む13勝2敗の好成績で、最高勝率のタイトルも獲得した。規定投球回に到達した日本ハムのニック・マルティネス投手、楽天のフランク・ハーマン投手も活躍したが、9000万円という年俸の安さも加味してボルシンガーを選んだ。

 パ・リーグでは不振に喘いだ助っ人が多かった。ソフトバンクのデスパイネは29本塁打を放ったが、数字は前年から下降。オリックスのロメロも大きく数字を落とし、ロッテのエドガー・オルモス投手やマット・ドミンゲス内野手のように期待に添えなかった新加入選手もいた。

 そういった面々もいるが、ワースト助っ人には西武のエルネスト・メヒア内野手を挙げたい。2014年の本塁打王は、2016年にも35本塁打を放ったが、昨季から成績が下落の一途。今季は82試合に出場して、来日後最少となる9本塁打、打率も.212に終わった。成績自体はこれを下回る助っ人もいるが、何と言ってもメヒアの年俸は球界トップクラスの5億円。コストパフォーマンスを考えると、ワースト助っ人と言って仕方のない成績だったのではないだろうか。

 来季に向けて各球団はどんな助っ人陣容を揃えるのか、注目だ。

(Full-Count編集部)

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