大谷の“鬼ギレ”スライダーがまた選出 MLB公式の「えげつない投球」集が凄い

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大リーグ公式YouTubeチャンネルの「18年のえげつない投球」集に選出

 エンゼルス・大谷翔平投手の“アルトゥーべ斬り”のスライダーが話題となっている。大リーグ公式YouTubeチャンネルが「18年のえげつない投球」を特集。4分1秒の動画の中でメジャーを代表する投手の勝負球が集まる中、大谷が4月24日の敵地アストロズ戦でホセ・アルトゥーべ内野手へ投じたスライダーもピックアップされている。

 大谷がえげつないスライダーを投じたのは、4-3で迎えた5回無死一塁。アルトゥーべへの初球だった。捕手・マルドナードは外角を構えていたが、抜け気味でアルトゥーべの腰付近へ。2017年MVP男が思わず腰を引いて避けると、そこから急激にスライド。内角ギリギリに決まる133キロのスライダーで見逃しを奪った。

 この“鬼ギレ”のスライダーにアルトゥーべはしばし呆然。気持ちを察されないように無表情で視線を下に向けて再び打席に入るのが印象的だった。以前、大リーグ公式インスタグラムの2018年MLB“魔球集”でも収録されたこの1球が、大リーグ公式YouTubeチャンネルが特集した「18年の最もえげつない投球」集の1つに選出された。

 サイ・ヤング賞に3度選出されたナショナルズのシャーザーのスライダー、今季サイ・ヤング賞を受賞したレイズのスネルのカーブ、ブルワーズの中継ぎエース左腕ヘイダーの剛速球、アストロズの通算204勝右腕バーランダーの剛速球、レッドソックスのエース左腕セールのスライダー、メッツのシンダーガードのチェンジアップ、ダイヤモンドバックスのグリンキーのスローカーブなどが収録されている。

 10月1日に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、2019年は打者一本。投手復帰は2020年シーズン以降となる。11月22日の日本記者クラブで行われた会見で「メスを入れない方がいいとも思ったが、長期的に見てマウンドで自分のパフォーマンスを出すのが一番」と大谷。メジャー球界を驚愕させる投球に期待したい。

【動画】MLB公式の「えげつない投球」集に大谷の“鬼ギレ”スライダーも登場

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