「大谷翔平の1年目を取材できたこと」MLB公式番記者が最高の思い出に挙げる

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式サイトでエンゼルス番記者を務めたマリア・グアルダード記者

 ア・リーグ新人王を受賞したエンゼルスの大谷翔平投手。二刀流でMLBを席巻した活躍は担当記者たちの心も鷲掴みにしたようだ。MLB公式サイトでエンゼルス番記者を務めたマリア・グアルダード記者は、在任2年間での最高の思い出に「ショウヘイ・オオタニの一年目を担当出来たこと」と万感の様子で振り返った。

 ダグアウトに華やかさをもたらしていた女性記者のグアルダード記者は来季から地元のベイエリアに引っ越し、ジャイアンツの番記者に就任することが決まった。そして、MLB公式サイトでエンゼルス番記者として、最後の企画としてファンとのQ&Aを行った。

 読者からの最後の質問は「エンゼルスを取材して最も記憶に残る瞬間は?」というもの。この質問に対し、グアルダード記者は万感の様子でこう綴っている。

「私はジャイアンツを取材するためにベイエリアに程なくして戻ることになるので、エンゼルス番記者としては今週が最後になります。この質問に答える最もふさわしいタイミングだと感じています。大まかに言えば、毎日トラウトのプレーを見たり、アンドレルトン・シモンズのショートでの圧巻のプレーを度々見ることができたのは、栄誉なことでした」

 すでにMVP2度輝いている天才マイク・トラウト外野手、そして、6年連続でフィールディング・バイブル・アワードに輝いた名手シモンズを日々取材する素晴らしさを振り返ったが、メジャー屈指の名手2人のスーパープレーも二刀流の衝撃には叶わなかったという。

「しかし、ショウヘイ・オオタニのメジャー初シーズンの取材と比較できる素晴らしいものがあるとは私は思いません。彼は信じられないほど素晴らしい才能で、エンゼルスで二刀流の選手として成功する彼の姿を見るのは、とてもクールなことでした。肘の怪我でその期間が少し短くなったとしても、です」。ベーブ・ルース以来、メジャーで100年ぶりとなる二刀流で米国に大きな話題をもたらした大谷フィーバー。これを間近で取材したことは、番記者にとっても忘れられない宝物となったようだ。

(Full-Count編集部)

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