3冠王ブーマーに“アニマル”レスリーも…オリの歴代助っ人は変わり種揃い

ロベルト・バルボンは盗塁王を3回獲得、スペンサーは野村克也に立ちはだかる

 1年目からハワイ出身の日系人堀尾文人(ジミー堀尾)がプレーしていた。2年目に入団した山田伝、上田藤夫の2人の二世外国人は、1リーグ時代を通じて長く活躍した。

 昭和中期の阪急ファンにとって忘れられないのが、ロベルト(チコ)・バルボンだろう。キューバから来日、駿足選手として盗塁王を3回獲得。キューバ革命のため帰国できなくなり、日本に定住。引退後もコーチ、通訳として長く活躍した。今も京セラドームで見かけることがある。ファンは「バルボンさん」と気さくに声をかけている。

 ダリル・スペンサーはMLBジャイアンツの正二塁手だった大物。3冠王を目指す南海の野村克也の前に立ちはだかった。MLBの守備や走塁などを日本に教えた。「サイクルヒット」の概念を日本に伝えたのもスペンサーだ。昨年1月に亡くなった。

 ロベルト・マルカーノは、マイナーを経て日本に。日本のプロ野球になじみ、二塁手として長く活躍。全盛期の阪急には欠かせない存在だった。ブーマー・ウェルズは2メートルの巨漢。来日1年目は17本塁打。アベレージヒッターと思われたが、2年目の1984年に外国人初の3冠王を獲得。以後も長く中心打者として活躍した。

 オリックスになってからは、長く活躍した外国人打者は少ないが、トロイ・ニールは1996年に打点王、近鉄、巨人を経てオリックスに入ったタフィ・ローズは2008年に打点王を獲得している。

 打者に比べると、投手はぱっとしない。最多勝は現役のディクソンだ。ディクソンは来季で7年目、阪急、オリックスの投手では最長のキャリアになる。救援にもめぼしい投手は少ないが、アニマル・レスリーはクローザーとして活躍。ハッスルプレーが行き過ぎて、興奮のあまり捕手をグラブでなぐるなど、文字通りアニマルのような選手。“珍プレー好プレー”の常連だった。

 最近は長く活躍する選手が少ないオリックス。来季はどんな外国人が登場するだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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