先発強化急務レッズのベル監督、菊池雄星は「名前は聞いたが、見たことはない」

ウインターミーティングで記者会見に臨んだレッズ・ベル監督【写真:編集部】
ウインターミーティングで記者会見に臨んだレッズ・ベル監督【写真:編集部】

スカウティングリポートの存在は明言「非常にいい選手」

 レッズのデビッド・ベル新監督が10日(日本時間11日)、米ネバダ州ラスベガスで開催中のMLBウインターミーティングで記者会見に臨み、西武からポスティングされている菊池雄星投手について「非常にいい投手」と評価したが、「まだ個人的には見たことがない」と話した。

 今季で5年連続負け越しを喫したレッズは、新監督にベル氏を迎え、チームの立て直しを図っている。補強すべきポジションが多い中、先発投手の強化は急務とされており、ダラス・カイケル投手らFA市場の目玉投手獲得も狙っているという。菊池について質問されたベル監督は「彼のことは話に聞いたことしかないんだ。見たことがないから、あまりよく知らない」としながらも、球団としてスカウティングリポートが用意されていることを明言。資料から得た印象について「非常にいい投手」と称えた。

 ベル監督は、祖父ガス、父バディ、弟マイクがメジャーでプレー経験を持つ野球一家に生まれ育った。父バディはタイガース、ロッキーズ、ロイヤルズで指揮を執った経験を持つ2代目監督。祖父と父が所属したこともあるレッズの監督に就任し、「とてもエキサイティング」と来たるシーズンを楽しみにした。

 レッズはメジャー30球団のうち唯一日本人選手が所属したことのないチーム。積極補強に励むレッズにとって、菊池が球団史上初めての日本人選手になる可能性もありそうだ。

(Full-Count編集部)

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