Dバックス、ツインズは菊池争奪戦から離脱か… ド軍ヘイゼンGM「救援が必要」

ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】
ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

ツ軍レバインGMは調査を認めるも「先発は4人いて、若手も育っている」

 米ネバダ州ラスベガスで開催中のウインターミーティング。ここで注目の話題の1つと言えば、西武からポスティングされた菊池雄星投手を巡る各チームの反応だ。複数球団が獲得に興味を示す中、11日(日本時間12日)には争奪戦から一歩後退するチームも出てきた。

 前職のレンジャーズGM補佐時代から菊池に注目してきたツインズのサッド・レバインGMは「キクチの調査を進めてきた」と獲得に興味があったと認めたが、「現段階で先発投手は4人いて、若手も育っている」と話し、先発の補強は優先事項ではないとした。

 また、これまで日本人選手の獲得に精力的に名乗りを上げてきたダイヤモンドバックスも、ここへ来て静観ムード。先発ローテにグリンキー、ウォーカー、ゴッドリー、レイ、ウィーバーらが名を連ねるほか、若手が育っていることもあり、先発よりも「救援と外野手の補強が優先事項だ」と明かした。

 いずれのチームも、日本からの移籍を狙う27歳左腕の実力は「素晴らしい」と口を揃えて認める。だが、チームの補強プランと合致せず。今回は獲得を見送る方針に切り替えたようだ。

 米国東部時間1月2日午後5時(同1月3日午前7時)の交渉期限に向けて、菊池争奪戦の陣容が少しずつ明らかになってきた。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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