イチローの“よじ登り”、ジャクソンの“体ごと柵越え”…MLB公式の「本塁打キャッチ集」
MLB公式が公開した動画集にイチロー、トラウト、グリフィー親子も登場
野球には何度も見たくなるプレーがある。外野手のホームラン“強奪”もその1つだろう。圧倒的な身体能力を持つ選手がゴロゴロいるメジャーリーグでは、過去に多くのスーパーキャッチが生まれてきた。MLB公式サイトのスペイン語版ツイッターがこれを集めた動画を公開しており、イチロー外野手(マリナーズ)の“フェンスよじ登り”キャッチも選出されている。
まずはじめに登場するのは、昨シーズン最高のファインプレーと言われたオースティン・ジャクソン(当時インディアンス)のキャッチ。2017年8月1日の敵地レッドソックス戦で、ハンリー・ラミレスのホームラン性の打球を背走。体を目一杯伸ばしてジャンピングキャッチすると、そのままフェンスを越えてフェンウェイパークの右中間にあるブルペンに落下した。
ジャクソンは頭から真っ逆さまに落ち、体ごと完全に“フェンスオーバー”したため、ホームランにならないのかといった声も上がったが、ルール上は間違いなく捕球が認められる。ブルペンに落下する際のジャクソンの体勢にインパクトがあったことからも、このプレーは大きな話題となった。
そして、2番目にイチローが登場。2002年5月2日の本拠地セーフコ・フィールドでのエンゼルス戦。イチローは7回1死二塁の場面でギャレット・アンダーソンの大飛球を追い、フェンスに足をかけると、体をひねりながらスタンドに飛び込もうとしていたボールをグラブの中に収めた。シアトルのファンを熱狂させたスーパーキャッチは今でも語り草となっている。
この他、動画集ではマイク・トラウトやケン・グリフィー・シニア&ジュニア親子の美技などが登場。いずれもフェンスを完全に越えている打球をもぎ取った完璧なホームランキャッチだ。来季はどんなスーパープレーが飛び出すのだろうか。