ブルージェイズは菊池雄星を補強候補に 編成副本部長「話し合いをしている」

ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】
ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

元レッドソックスGMのチェリントン氏が明かす

 米ネバダ州ラスベガスで開催中のウインターミーティングでは、11日(日本時間12日)も「ユウセイ・キクチ」の名前が飛び交った。その中でも、西武からポスティングされた菊池雄星投手の獲得に積極的とされるブルージェイズは、ベン・チェリントン編成副本部長が「キクチをターゲットにした話し合いをしている」と明かした。

 レッドソックスでGMも務めたチェリントン氏は、今季途中からブルージェイズの編成副本部長に就任。チームの戦力強化に尽力している。チェリントン編成副本部長は「交渉の具体的な状況は話せない」としながらも、ブルージェイズが菊池獲得に向けた話し合いを進めていることは認めた。

 11月に行われたGMミーティングでは、ロス・アトキンスGMが菊池争奪戦への参戦を宣言。チーム立て直しを図るためにも、先発ローテの強化は急務とされる。

 ブルージェイズでは、かつてドジャースGMを務め、川上憲伸の代理人でもあったダン・エバンス氏が国際スカウトを務めており、たびたび来日して菊池をスカウトし続けた。他のチーム関係者によると、27歳日本人左腕に対する評価は高く、今オフの強化項目の中でも高いプライオリティーがつけられているようだ。

 米メディアでは、菊池は西海岸に拠点を置くチームを好むようだと伝えられているが、東海岸に程近いカナダ・トロントを本拠とするブルージェイズは、他チームを条件面、あるいは熱心な思いで凌ぐことができるだろうか。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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