12球団唯一“補強ゼロ”のホークス 支配下登録内訳から見る補強ポイントは?
欲しいのは内川や松田の後継者となれる右の強打者!?
ソフトバンクはこのオフ、FA市場で西勇輝投手と浅村栄斗内野手の獲得に乗り出したが、西は阪神へ、浅村は楽天への入団を決めた。W獲りを目指しながら、どちらも逃す結果に。外国人選手は保留者名簿から外れ自由契約となっているジュリスベル・グラシアル内野手を除き、残留することが決まっており、現時点で12球団唯一の“補強なし”となっている。
現時点での支配下登録は64人、交渉をしているグラシアルの残留が決まっても65人と、やや少なめ。ただ、投手、野手の人数のバランスも大きく崩れているわけではなく、左右のバランスも悪くないのではないか。強いて言えば、外野手の中心選手が柳田、中村晃、上林と左打者に偏っている。
戦力の層は厚く、人数バランスを見ても急を要するような、不足した補強ポイントはそれほど見当たらない。ただ、野手陣、とくに内野手は内川、松田、川島が35歳を越え、明石も32歳と、年齢層が高くなってきている。内川や松田の後継者となれる、それこそ浅村のような右の強打者が欲しいところか。
今季は故障者続出に苦しんだが、投手陣も来季はサファテ、岩嵜らが復帰できる見込みで、他球団に比べれば、陣容は充実している。現時点で外国人は6選手(グラシアルが残留となれば7選手)が在籍しており、これ以上の助っ人補強は現実的ではない。となると、取り得る手段はトレードか。