5年経過した2013年ドラフト、セ各球団の成果は? 大瀬良&田中指名の広島は秀逸

中日は又吉と祖父江が戦力になるも、1軍出場はセ最少の3人だけ

【中日】
× 松井裕樹投手
1 鈴木翔太投手 2試0勝0敗0S0H 5.19
2 又吉克樹投手 40試2勝5敗0S9H 6.53
3 桂依央利捕手 1軍出場なし
4 阿知羅拓馬投手 1軍出場なし
5 祖父江大輔投手 51試2勝2敗0S17H 3.14
6 藤澤拓斗内野手(2015戦力外)
育1 岸本淳希投手(2017戦力外)
育2 橋爪大佑内野手(2015戦力外)

【DeNA】
× 松井裕樹投手
1 柿田裕太投手(2017戦力外)
2 平田真吾投手 17試0勝0敗0S0H 6.66
3 嶺井博希捕手 91試209打数37安5本25点 .177
4 三上朋也投手 65試1勝1敗0S25H 3.05
5 関根大気外野手 29試25打数7安0本3点 .280
6 山下峻投手(2016戦力外)
育1 砂田毅樹投手 70試合0勝2敗0S24H 3.61
育2 萬谷康平投手(2016戦力外)

【ヤクルト】
× 大瀬良大地投手
1 杉浦稔大投手(→日本ハム)3試2勝0敗0S0H 2.84
2 西浦直亨内野手 138試479打数116安10本55点 .242
3 秋吉亮投手 35試2勝2敗0S6H 4.23(→来季日本ハムへ)
4 岩橋慶侍投手 1軍登板なし
5 児山祐斗投手(2016戦力外)
6 藤井亮太捕手 38試51打数14安0本4点 .275

 今季セ・リーグ3連覇を成し遂げた広島のドラフト指名が、5年後の今季、見事な成果を発揮している。ドラ1の大瀬良が最多勝の活躍を見せ、2位の九里も先発、中継ぎでいい働きをした。3位の田中は3年連続フルイニング出場を達成し不動のリードオフマンに成長を遂げた。上位3選手が揃って活躍を見せるドラフトもなかなか無いだろう。

 巨人は小林が正捕手の座を掴みつつあったが、来季はFAで炭谷が加入するとあって、その競争がどうなるか。田口は今季は苦戦したものの、昨季まで2年連続2桁勝利と結果を残している。阪神は岩貞がローテに入り、梅野が正捕手となったが、広島の大瀬良、田中のような突き抜けた存在はまだ出て来ていない。

 中日は又吉、祖父江がリリーフとして戦力となっているが、今季1軍で試合に出場した選手数はセ・リーグ最少の3人。DeNAはドラフト1位の柿田が既に戦力外となったが、2位以下の嶺井や三上、育成出身の砂田らが戦力になっている。ヤクルトはドラフト1位だった杉浦が日本ハムへ移籍し、3位の秋吉も来季から日本ハムへトレードに。6選手のうち3選手がチームを去ることになった。

 こうしてみると各球団、チームの中心となりつつある選手は着実に出てきている。ただ、広島のように複数の選手が、球界を代表するまでに成長してはいない。2013年のドラフトで、セ・リーグで広島が最も成果を収め、それが3連覇達成の1つの要因となっていると言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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