西武平井が「夢先生」で小学生に“日本一”誓う 「日本で1番になりたい」

5年生児童の前で授業を行った西武・平井克典【写真:岩国誠】
5年生児童の前で授業を行った西武・平井克典【写真:岩国誠】

児童からはバースデーソングと手書きのメッセージがプレゼント

 西武の平井克典投手が18日、日本プロ野球選手会が2015年より連携協定を結んでいる日本サッカー協会の取り組み「こころのプロジェクト『夢の教室』」に参加。愛知県小牧市の小学校にて「夢先生」となり、5年生児童30人の前で授業を行った。

 約90分間の授業の前半「ゲームの時間」では体育館で鬼ごっこなどで体を動かし、緊張をほぐしながら、仲間と協力することの大切さなどを伝えると、後半はスーツ姿に着替えて教壇へ。

 自身のプロ野球選手になるまでを振り返りながら、約1時間「夢」について、子供達に語りかけ、「一つでもいいから『これだけは誰にも負けない』ということを見つけてください。夢を叶えるコツは『声に出して言うこと』」と、自らの経験をもとに、アドバイスを送っていた。

 さらに、「子どもの頃からの『プロ野球選手になる』という夢は叶いましたが、まだ夢の続きがあります。それは、今年果たせなかった日本一です。日本で1番になりたい。タイトルもとりたい」と、来季への自身の『夢』を語った。

 また、授業後には受け持ったクラスの児童から、12月20日に27歳の誕生日を迎える平井にハッピーバースデーの歌と手書きのメッセージがプレゼントされるサプライズ。これには「自分の誕生日のことを忘れていたのでびっくりです。とてもうれしいです」と、頬を緩ませていた。

「非常に緊張しましたが、とても楽しかった。本当に学ぶことが多く、自分の原点にも戻れました。また来年も機会があれば、今度はもっと準備して臨みたい」と授業を終えて語った平井。来季もブルペン陣の一角として活躍し、自らの『夢』を実現する背番号「25」の姿を、ファンと子供達に届け、オフに再び教壇へ戻って来たい。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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