投手大谷不在のエンゼルス、右腕ハービーと1年最大16億円で契約合意と米報道

エンゼルスとの契約合意が報じられたマット・ハービー【写真:Getty Images】
エンゼルスとの契約合意が報じられたマット・ハービー【写真:Getty Images】

メッツにドラフト1位入団、昨季途中にレッズへトレード移籍

 エンゼルスが29歳右腕のマット・ハービー投手と契約合意に至ったと、MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者が自身のツイッターで伝えている。米スポーツ専門サイト「ファンクレド・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者によると、契約は1年1100万ドル(約12億3800万円)で300万ドル(約3億3800万円)の出来高がつくため、最大1400万ドル(約15億7600万ドル)になるという。

 ハービーは2010年ドラフト1巡目(全体7位)でメッツに入団。2012年にメジャーデビューすると、同年は10試合に先発して3勝5敗ながら、防御率2.73の好成績を残し、翌2013年は26試合に先発し、9勝5敗、防御率2.27でオールスターにも選出された。右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて2014年を棒に振ったが、復帰した2015年には13勝8敗、防御率2.71の成績で、チームのワールドシリーズ進出に貢献した。

 だが、翌年からは黒星が先行。防御率も4点台を下回ることはなく苦しい状況が続き、今季途中にレッズにトレードされた。レッズでは24試合に先発して7勝7敗、防御率4.50。メジャー通算6シーズンで133試合に投げ(128先発)、41勝44敗、防御率3.80の成績を残している。

 今オフはフリーエージェントとなっていたが、高校時代の2007年にドラフト3巡目で指名されながら大学進学を選び、入団しなかったエンゼルスと契約を結ぶことになった。

 エンゼルスはギャレット・リチャーズがパドレスへFA移籍。大谷翔平投手もトミー・ジョン手術を受けたため、来季は打者に専念するため、先発陣が手薄となっている。先発ローテはヒーニー、スカッグス、トロピアーノらを擁するが、復活を期すハービーの加入で層が厚さを増した。さらなる補強を続ける見込みだが、少しずつ大谷不在の先発ローテが強化されている。

(Full-Count編集部)

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