キューバ、MLBの歴史的合意にホワイトソックス主砲感激 「不可能だった夢が現実」

2013年にキューバから亡命しMLB入りしたホセ・アブレイユ【写真:Getty Images】
2013年にキューバから亡命しMLB入りしたホセ・アブレイユ【写真:Getty Images】

2013年に亡命しホワイトソックスと契約したホセ・アブレイユ

 MLB、MLB選手会、キューバ野球連盟はキューバ選手が亡命することなくメジャーリーグと契約できる制度が合意したことを発表。これを受けキューバ出身のホワイトソックス、ホセ・アブレイユ内野手が声明を発表した。MLB公式サイトが伝えている。

 アブレイユはキューバ代表として活躍し2013年の第3回WBCでも打率.360、3本塁打9打点をマークするなどメジャーから注目を集め同年に亡命しホワイトソックスとメジャー契約を結んだ。

 キューバ野球連盟とMLBの歴史的な合意にアブレイユは「この喜びと興奮を十分に表現する言葉が見つかりません。過去のキューバ人選手たちの苦しみを、次の世代の選手たちは味わうべきではないのです。我々にとっての不可能だった夢が現実のものとなるのです」と語っている。

 今後は危険を犯すことなく、メジャー球団と契約できることになる。母国の“後輩”たちにも安全、そして合理的に契約することが可能となり「次の世代のキューバ人選手たちは、国内にいながらもメジャー球団と契約できるようになります。キューバに戻ってくることもできます。家族と共に暮らすこともできます。そして、不安を抱えずに世界最高の選手たちと共に、彼らの愛するスポーツを行うことができるのです。今日はキューバ人選手にとって、素晴らしい日となりました。MLB、MLB選手会、キューバ野球連盟、おめでとうございます。そして、ありがとうございます」と感謝の言葉を語っている。

(Full-Count編集部)

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