2009年ドラフト、セ各球団の成果は? 筒香、長野が入団、阪神下位で成功

DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】
DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】

中日は岡田、松井佑、大島、松井雅がチームに留まり、小川は西武で復活

 12月半ばに差し掛かり、2018年もあとわずか。プロ野球界もすっかりシーズンオフとなり、話題はストーブリーグが中心となっている。各球団の契約更改も進み、FA権を行使した選手たちの去就も全て決定。新助っ人の補強も、続々と発表されてきている。

 そして、今秋のドラフト会議で指名された各球団期待のルーキーたちも正式に契約を締結。各球団で新入団選手発表会も行われており、お披露目されている。中日に入団した根尾昂内野手やロッテの藤原恭大外野手、広島の小園海斗内野手、日本ハムの吉田輝星投手、西武の松本航投手、ソフトバンクの甲斐野央投手らが注目を集める中で、来季、一体どの選手が輝きを放つのか、楽しみだ。

 ただ、ルーキーたちがいきなり1年目から活躍するのは、なかなか至難の技。昨年のドラフトで指名された今季のルーキーたちも然り。清宮幸太郎内野手が大きな注目を集めた中で、大きく活躍したのはDeNAの東克樹投手ら、一握りの選手だけだった。

 ドラフトの成果は5年、10年経ってみないと分からないと言われるもの。では、5年前から10年前の各球団のドラフトが、今季どのように成果として発揮されたか、1年ずつ検証していってみよう。今回は9年前、2009年のドラフト【セ・リーグ編】だ。

【巨人】
1 長野久義外野手 116試合383打数111安打13本52点 .290
2 鬼屋敷正人捕手(2017年戦力外)
3 土本恭平投手(2012年戦力外)
4 市川友也捕手(→日本ハム→ソフトバンク)25試合42打数7安打2本5点 .167
5 小野淳平投手(→広島、2017年戦力外)
育1 星野真澄投手(2014年戦力外)
育2 河野元貴捕手(2018年戦力外)4試合1打数0安打0本0点 .000
育3 陽川尚将(拒否)
育4 大立恭平投手(2012年戦力外→ホークス、2013年戦力外)
育5 神田直輝投手(2011年戦力外)

【中日】
× 菊池雄星投手
1 岡田俊哉投手 27試合1勝0敗0S6H 5.06
2 小川龍也投手(→西武)15試合1勝0敗0S4H 1.59
3 中田亮二内野手(2014年戦力外)
4 松井佑介外野手 17試合22打数3安打0本0点 .136
5 大島洋平外野手 141試合588打数161安打7本57点 .274
6 諏訪部貴大投手(拒否)
7 松井雅人捕手 92試合218打数50安打2本22点 .229
8 吉田利一捕手(2013年戦力外)
育1 矢地健人投手(2014年戦力外→ロッテ、2015年戦力外)
育2 赤田龍一郎捕手(2017年戦力外)

【ヤクルト】
× 菊池雄星投手
1 中澤雅人投手 37試合0勝0敗0S11H 6.91
2 山本哲哉投手(2018年引退)4試合0勝0敗0S0H 4.50
3 荒木貴裕内野手 62試合87打数19安打3本21打点 .218
4 平井諒投手 1軍登板なし
5 松井淳外野手(2016年戦力外)
育1 曲尾マイケ外野手(2012年戦力外)
育2 麻生知史内野手(2012年戦力外)

阪神は1位から3位までの上位3選手が戦力外も、下位3選手が1軍で活躍

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