西武山川&多和田“故郷”から特別賞、栄誉賞を授与 「大きくなって帰れる」

「沖縄タイムス特別スポーツ賞」の授賞式に参加した西武・山川穂高と多和田真三郎【写真:岩国誠】
「沖縄タイムス特別スポーツ賞」の授賞式に参加した西武・山川穂高と多和田真三郎【写真:岩国誠】

お酒の誘いに山川「誘われると行っちゃうので誘わないで」

 西武の山川穂高内野手と多和田真三郎投手が21日、「沖縄タイムス特別スポーツ賞」と「琉球新報スポーツ栄誉賞」を受賞した。球団施設にて両賞の受賞式が行われ、表彰状と琉球ガラス製のトロフィーを授与された。沖縄県出身のスポーツ選手を対象に贈呈される両賞の受賞に「地元紙からの表彰は嬉しいです」と、喜びの声をあげた。

 故郷・沖縄には近日中に帰る予定の山川。楽しみにしていることを問われると「練習しに帰るのですが、お酒の誘いとかどうしてもある。誘われると行っちゃうので誘わないで」と、嬉しい悩みを明かした。

 今季は本塁打王、MVPを獲得するなど充実した1年だったが「全てがうまくいった1年だったわけではない。ホームラン王、MVPは嬉しいし良い1年だったが、まだまだと痛感する1年でもあった。それに尽きます。チームでは日本一を逃し、個人では打率も低いし、打点は浅村さんに負け、ホームランも50本に届かなかった。三振とエラーは両方リーグ一番。良いところばかりが持ち上げられているが、悪いところの方が多い」と、課題を口にした。

「課題は伸びしろ。そこを来年以降、練習してい埋めていければ。将来的には打撃部門はすべてトップに立ちたい。打率は秋山さん、柳田さんに勝てるような練習。ホームランも60本打った人がいる。そういう人たちに勝てるように意識を高く。今年やった練習の倍以上やりたい」

 そんな、山川だが「昔ずっと育ててもらった場所に大きくなって帰れるということを感じながら、沖縄の空気をたくさん吸って満喫したい」と、帰省を心待ちにしている様子。緊張と緩和。懐かしい風に包まれて適度にリラックスしながら、獅子の若き主砲は故郷の地で来季に備えて、その牙をじっくり研ぎ澄ませる。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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