2009年のドラフト、パ各球団の成果は? 米挑戦の菊池ら入団、ロッテは少数精鋭

ロッテは荻野貴、大谷、清田が入団し、チームの戦力に

【西武】
1 菊池雄星投手 23試合14勝4敗 3.08
2 美沢将内野手(2014年戦力外)
3 岩尾利弘投手(2017年戦力外)
4 石川貢外野手(2015年戦力外)
5 松下建太投手(2015年戦力外)
6 岡本洋介投手(→阪神) 34試合1勝0敗2H 3.83

【ロッテ】
1 荻野貴司外野手 78試合317打数91安打2本25点 .287
2 大谷智久投手 45試合1勝3敗18H 5.40
3 大嶺翔太内野手(2018年任意引退)
4 清田育宏外野手 96試合261打数59安打2本27点 .226
育1 山室公志郎投手(2013年戦力外)

【オリックス】
1 古川秀一投手(2015年戦力外)
2 比嘉幹貴投手 43試合0勝2敗1S9H 2.04
3 山田修義投手 30試合1勝2敗10H 3.80
4 前田祐二投手(2015年戦力外)
5 阿南徹投手(→巨人、2016年戦力外)

 9年が経過した2009年ドラフト、パ・リーグで成果の出ている球団の最たる1つがロッテではないか。1位の荻野貴は怪我が多く1年間を通してなかなか試合に出られていないものの、通算で606試合に出場。今季も開幕から死球で離脱するまでチームを牽引した。大谷は貴重な中継ぎとして活躍しており、清田は2015年に3割超をマークするなど、荻野貴とともに外野の一角を支えてきた。3位の大嶺翔は今季途中に任意引退となった。

 日本ハムは1位の中村が2014年に8勝をマークしたが、その後は故障もあり、結果を残せていない。5位の増井は昨オフにFAでオリックスへ移籍し、今季も35セーブと活躍。この年の指名6選手で、今もチームに留まっているのは、中村だけとなっている。ソフトバンクは1軍の戦力となっているのは今宮ただ1人。2位の川原は育成として、再起を目指している。

 楽天は1位の戸村が先発、中継ぎ双方でチームに貢献しているものの、2位の西田は今季からトレードでソフトバンクへ移籍。3位以下の4選手はすでに戦力外となっている。西武は球界を代表する左腕となった菊池雄星投手がこの年のドラフトで入団。3年連続で2桁勝利をマークし、今オフにMLBへの移籍を目指している。2位の美沢から5位の松下まで戦力外となり、6位の岡本は阪神へ移籍して今季34試合に登板した。

 パ6球団でオリックスだけが、この年のドラフト1位が戦力外となっている。古川は1年目に33試合に登板したが、その後は成績は下降し、2015年に戦力外に。2位の比嘉は2013年、2014年とセットアッパーとして活躍。その後右肩の故障などで3年間は奮わなかったが、今季は復活を果たし43試合に登板した。3位の山田は今季ついに台頭。8月にNPBタイ記録となる月間最多の18試合に登板するなど、中継ぎとして結果を残した。

(Full-Count編集部)

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