「ショウヘイ・オオタニは奇跡」―米誌予想の2019年MLBトレンド5傑入り

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「スポーツ・イラストレイテッド」が5つのトレンドを予想

 2019年の到来がすぐそこまで迫る中、メジャー30球団は来季に向けた補強に全力を注いでいる。すでに大方の仕事を終わらせたチーム、まだまだ戦力が足りないチームなどさまざまだが、米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」公式サイトでは、「2019年MLBを定義づけるであろう5つのトレンド」と題した特集記事を掲載。来季のメジャーを大胆に占う企画で、エンゼルスの大谷翔平投手が堂々の選出を果たした。

 本塁打が重視される傾向は残り、今季大ブレイクした若手選手たちは引き続き活躍。さらに、チーム再建に向けた若手選手補充の動き、救援投手のリレーで試合を乗り切るブルペニングは継続されるだろうと、記事では予測。この4項目に並び、最後に登場したのが「ショウヘイ・オオタニは奇跡」という項目だった。

 寸評では「時として、真実は数字に表れる」とし、二刀流の大谷が104試合出場だったが、選手の価値指標とされるWARは3.9の好成績だったことを指摘。すでに実力証明済みのホセ・アブレイユやジョージ・スプリンガーよりも175打数以上少ないにもかかわらず「ホームランは同数」であった事実、また今季ア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したブレイク・スネルと奪三振率が同じであった事実を紹介している。

 大谷は今季終了直後に右肘靱帯再建手術を受けたため、来季は打者としての試合出場に限定されるが、記事では「それでも球界で最も興味をそそる選手であり続けるだろう」と称えた。

 ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流選手として、メジャー球界を席巻した2018年は、間違いなく“トレンド”だった大谷。打者としての期待が高まる来季もまた、周囲の想像を超えるパフォーマンスでトレンドを巻き起こすのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY